私の会いたい人
- カテゴリ:友人
- 2016/04/30 01:19:19
会いたい人は・・・高校時代の友人。
私と同じ趣味を持った彼女はとても上手で・・・憧れでした。
彼女の周りにはいつも同じ趣味の友人たちが集まっていました。
でも、私は彼女と同じクラスになることはなく、あまり話す機会もなく・・・
距離を縮める事もなく卒業を迎えました。
数年経って、彼女の勤める会社と私の勤める会社に取引があり、
再会することが出来ましたが、近況を訊く位しか出来ませんでした。
月日は流れ、もう会うことも無いだろうと思っていたのですが、
長男の部活の保護者説明会に彼女の姿がありました。
驚いた事に、彼女の息子も同じ中学で同じ部活だったのです。
説明会の後、彼女と二人で近況や昔の話、趣味の事を話しました。
彼女の周りにいた同じ趣味の友人たちは、それぞれ家庭を持ち、
違う土地に住み・・・今は誰も趣味の話を出来る人も居なくて寂しい、と
彼女は言いました。
私は高校時代の友人の集まりに彼女を誘い、後日小さな同窓会を開きました。
集まった中には彼女の幼馴染みも居て、楽しい時間を過ごしました。
また、みんなで会おうね!と約束して別れました。
・・・その時が最後になるなんて思わずに。
その後、彼女は病を患い・・・1年経たずして天に召されました。
亡くなった後、日々の忙しさであまりアクセスしていなかった、
彼女のブログを読み返してみると、小さな同窓会の事が書いてありました。
当時、アクセスした後に更新されたのか・・・気付く事が無かったのです。
そこには、誘われて嬉しかった事、同窓会では私と趣味の話が
あまり出来なかった事、また次に会いたい・・・という事が書かれていました。
なぜ、気付かなかったのか。
後悔しかありませんでした。
・・・つらくて、つらくて。
でも、彼女とこれ以上距離を縮めていたなら、これ以上の苦しみが待っていたと
・・・そんな事を考える自分も居て。
あれから2年。
今度は彼女の次男と私の長女が同じ部活に居ます。
彼女との不思議な縁を感じながら、
もう会えない彼女に、それでも会いたいと思ってしまいます。
これから先・・・年齢が上がるほどに、そんな経験も
重ねて行く事になるのでしょうけれど。
現実には会うことは叶わない事ではありますが、
いつか天寿を全うした暁には・・・なんて思ったりもします(^^;)