ヽ( ´ ▽ ` )ﾉ ハーイ 　
　　　　　　　　　　やってますか～

我が町にも有名な心霊トンネルトがあります

当時の彼女がそのトンネルを通らないと家に帰れなかったので
遅くまで一緒だった日は帰りが一人だから怖くて怖くて・・


ちょうど今くらいの時期だったかな
「こんな道、毎日よく通ってるよな
　　“出た”って話しいくつも聞くけど
　　　　お前は見たことないの？」　と聞くと
「通りたくないけど仕方ないし
　　変な話ししないでよ！！」

悪気はないにせよ
かなりご機嫌を損ねてしまいました

トンネルの出口を見ると
この時期、肝試しの一行が何組か来ていて
キャーキャー騒いでいるのですが
その日は珍しく誰も居ません

「こりゃー今日の帰りはホントに一人だな～」
心細く思いながら彼女を送って
またトンネルにさしかかった時
入り口の反対側車線に人影が見えます。

男が一人ポツンと立っていました

「やったー　今夜も肝試しが居たか！
　　　　　　　　　　　　　　これで怖くないや～」

内心ホッとしたのも束の間

「あれ、、彼女に家からトンネルまで
　　車で２分くらいなのに
　　　　この人いつ来たんだ？」

肝試しで仲間に置いて行かれたとしても
他の車とは１台もすれ違ってないし
自転車なんかで来れる場所じゃないぞ・・・

トンネルのオレンジ色の照明に照らされて
段々男の姿がハッキリしてきした
軽くパーマをかけた髪型に
白と紺？のボーダーシャツ
運転しながら近づいてくる男を見ていると
向こうもこっちを見ていることに気が付きました

更に驚いたのは
俺を見るその男の首の動き方です
普通は左から右へなめらかに首を振るのに
カクッ、、カクッ、、カクッ、、、と過ぎゆく俺を
目で追うのではなくコマ送りの様に首を動かして
俺を見ていました。

顔色は透けるような感じで生気が無く
目は黒目しかない、、と言うより
目玉がえぐれているような・・

そいつと目が合った俺はアクセルをベタ踏みして
バックミラーを見ながらまだそいつの“視線”を感じながら
トンネルを抜けました

見ちゃった・・・・


当然トンネルに戻る勇気も無く

後日その経験を知人にしたところ

この話を聞いた人は
３日以内に近くでその“男”が現れるそうです・・・

なんちって～～
来るって言うのは作り話だけど

そいつを見たのは本当の話だよ～～