神様のおんぶ
- カテゴリ：小説/詩
- 2013/06/10 23:32:55
カイは１０才盗賊の下っ端
生業は先祖代々の盗人
ある日枕元に死んだ母が現れた
カイ、数珠を持ってきておくれ
地獄から天国へ行く修行の
最後で必要なんだ
でも盗んだりしては
いけないよ
黄泉の国の入口の橋を渡ったところで
待っているからね
盗るなといっても
おいらは盗賊だ
どうしたものかと困っていると
前からフラフラと腹を空かせたヨボヨボのお坊さんがやってきました
やるか！
でも追い剥ぎはでません
思い切って理由を話しました
私も黄泉の国へ行くところじゃ
いっしょに連れで行ってくれ
その代わりこの数珠を上げよう
僧はキラキラに光る数珠を差し出しました
カイは持っていたおむすびを分けてあげ
坊さんをおんぶして先へ先へと進みました
やっと黄泉の国の入口に着きました
釣り橋の向こうにお母さんの姿が見えます
その釣り橋は細い糸で出来ていました
見ていると何人もの人が谷底へ落ちていきます
渡っている途中で切れてしまうのです
不思議なことに切れた途端に新しい橋が架かります
渡ろうとするカイに僧が言いました
私はやはり歩けないおぶって行ってくれないか
カイはびっくり
重いと橋が切れちゃうよ
でもたのみこむお坊さんを気の毒に思い
再びおんぶをしました
向こう岸ではお母さんが
心配そうに見守っています
切れる前に着けばいい
カイは糸で出来た釣り橋を全力で走りました
でも橋の上に足をかけた途端に
体が重くなりなかなか前に進みません
切れる
落ちる
不思議なことが起こりました
橋は重みで沈んでいるのですが切れません
カイは渡りきりました
なぜでしょう
それは魂の重さなのです
徳を積んだ人の魂は重くなります
この橋は重い魂は渡れますが
軽い魂は落とされてしまうのです
カイの背負ったお坊さんは
徳を積んだ立派なお坊さんだったのです
こうして偶然に盗賊のカイは黄泉の国へ渡り
お母さんに数珠を手渡すことができました
それから８０年後
ある国から皆に慕われた高僧が天に召されました
俗名をカイといいます
吊り橋の向こう側では同じく天国へ召された
お母さんが待っていました
ちょっと長めです
今日は車の１２ヶ月点検
出来上がりを待っている間に浮かびました
良い事をすると魂が重くなるってTVでやってました
ん～・・・とすると
私、足にオモリをつけないと飛んでいっちゃうかも？
実は重くなるにです！
といっても確かめた人はいるのかな？
いずれにせよ良い事をしましょう！
イイコトした！って思うとすっきりするから
軽くなるものとばかり・・・
お話、読みやすくてスーッと入る感じがしました＾＾
絵本的＾＾
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」・・・
打ち込んでいるうちに自分でも思いました
糸を蜘蛛の糸に変えちゃおうかな
なんて思ったりしたんですけどね
トランポリンの上で飛び跳ねる
そんな感じ大好きです
飛び跳ねて雲をつかんで
降りて食べて
また飛び上がって・・・
空にはきっと幸せの雲がいっぱい浮かんでいるのかも！
ジャンプしましょう！
やっぱり絵本になりますねぇ～もう絵柄を想像しちゃってます
（絵が描けたらいいのになぁ 私 才能ない＞＜）
セカンドさんの言葉たちは なんだろう軽やかで春の陽射しがあるよ
子供向けのお話にぴったりの語り口調なんだ！ 短い言葉たちの中で
セカンドさんの優しさがじわぁ～っと広がっていくよ うん とてもいいな
車の点検を待つ間に こんなお話を思いつくなんてすごいなぁ
良いことをすると魂が重くなるのですか・・・私は無理みたい 頭空っぽだし 徳はかけらもなくて
どちらかというと トランポリンの上で飛び跳ねている感じ＾＾；
あ・・やっぱりmako♪さんのおっしゃるように 身の重さ。。が気になる あはは
あの～主人公の名前 カイ君なんだけれど・・近所のワンコの名前が カイ君でして。。ダブっちゃって＾＾；
見られている
重い罪は背負わず生きて行きたいものです
魂は重く、見は軽く？
ん～たまには良い事をしようかなって思います
たま～になんて思っている限り天国には行けないかもね
一日一善なんてあったけど
お互い始めますか？
素晴らしい。。。としかいいようがない、、
言葉が見つかりません、、
あたしは、今魂より身の重さが気になります。。にゃはは