とおの物語 （１０の物語）、その１ハロウインの夜
- カテゴリ：小説/詩
- 2016/09/28 01:10:59
「トリック・オア・トリート」
お菓子をたくさんもらったよ
５歳のジャムは大喜び
数えて見ると８つのお菓子が・・・
そうだ
まだ丘の上のおばあさんの家に行ってないわ
もしかすると２もらえて１０個になるかも
日が暮れるけど行って見よう
ジャムはお菓子のいっぱい入った
袋を片手に小走りに丘のほうへと上って行きました
ハロウインの夜
この地方では言い伝えがあります
それは日が暮れると
悪いお化けが出ると言う事です
すっかりそんな話を忘れて
おばあさんの家を目指しました
よかった灯りが見える
辺りは日が落ちて暗くなっていました
コンコンとジャムはドアをノックしました
「ハイハイ誰ですか」
ドアがスッと開きました
「トリック・オア・トリート」とジャムは叫びました
「それは何の事ですか」
しわがれた声が聞こえました
「トリック・オア・トリート」
ジャムはもう一度大きな声で言いました
その時です
ドアがバタンと開きました
するとそこにはおばあさんでなく
恐ろしい顔をした鬼が大きな口を開けて立っていました
地の底から響くような声で「お前は誰だ」
あまりの恐さにジャムは気を失ってしまいました
「ジャム～、ジャム～」
村はずれの丘や森の中で声が響きます
村の人たちが総出で
帰ってこないジャムを探していたのでした
「お～い、ここに居るぞ」
「よかった無事だ」
見るとジャムはほこらの前で
スヤスヤと寝ているのでした
長老が言いました
「これはハロウインのお化けの仕業だ」と
ジャムはお父さんに負ぶさり
家へと帰りました
ジャムはそのまま３日の間
寝たままだったそうです
それとお菓子の袋の中には
１０個のお菓子が入っていました
ないしょですけど
その内２個はお化けからのプレゼントだそうです
遠野物語を読んでいたら
夜遅くなると何かが？が出てきて襲われるとか？
実際女の子が天狗に遭遇して
暫く病んでいたとか
そんな感じの話がありました
で１０個話を書けば「遠野物語」でなく『 「１０」の物語 』だぁ～
なんて単純に思い一つ書いてみました
話も遠野風にシンプルにしなければ・・・ちょっと長い？
クッキーなんかも缶を開けるのが楽しみ
何が入っているか
色に形に大きさに
一つずつ順番に食べていく
どれが美味しいかなって
子猫ちゃん優先で良いと思いますよ
しかし子ニャンコ可愛いですね＾＾
大人になっても妙に憧れます。
子猫に翻弄されて、少々バタバタの毎日で中々訪問できなくてすみません。
他のお話も、またゆっくり寄らせて貰いますね。(*^^*)
ハロウインってよくわからない
仮装記念日？という認識でいます？
もしかしたらお化けも仮装して
一緒に騒いていたりして
逆に怖い、悪い？お化けもその日は
優しく、良い性格？になる・・・なんて思ったりもします
いずれにせよハロウインの日は
楽しく過ごしたいですね＾＾
リアル トリックオワトリートなんね
ハロウィンっぽくて楽しくてちょっと怖いお話ですね♪
百物語じゃなくて良かったw
ニセモノの「とおの物語」です
たまにはこんなのも良いかなって・・・
大すきな？ダジャレっぽいですけどね～
次は（その２）は何にしましょうか
とおの、物語、なわけですね。
ちょっとこわくて
ちょっとやさしい
物語をありがとうございます