カンパネルラ
- カテゴリ：友人
- 2017/06/02 00:13:18
友達ねぇ～
ニコタでは片手で足りる
でも人数ではないよね・・・
以前にも書いたかもしれない・・・
僕が小学校の２年生の時
クラスの友達が行方不明になった
彼とは幼稚園も一緒だった
新聞TVでも報道され大騒ぎとなった
一週間後
彼は発見された
遺体となって
近くを流れる川で
彼には軽い障害があった
吃音である
国語の時間
朗読をするとクスクスと笑うものもいた
たまに休み時間も
まねをされ、からかわれていた
彼が行方不明になった日
下校時に僕は彼の吃音のまねをした
そして廊下で別れた
彼とは帰る方向が逆だった
黒いランドセルを背負った後姿を見送った
そして僕は教室に戻った記憶がある
いまでも思う
なぜ彼のまねをしたのだろうか
軽い気持ちで
からかってしまったのだろうか
その足で彼は自宅に戻り
一人で遊びに行き
深い川に落ちて
亡くなってしまった
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」
僕は読むと今でも涙が出てくる
ジョバンニは川で亡くなったカンパネルラと
星をめぐる旅をした
それなのに
僕にはそれが出来ない
そんな「時」が欲しい
そして「あのときはごめんね」とあやまりたい
もしあの時引きとめて一緒に遊んでいたら
彼は川に落ちてはいなかったかもしれない
そんな記憶が離れる事無く
頭の隅に残っている
星が好きなのも
心理学を勉強したのも
そのことと無縁ではない
そう思う
僕たちの心は無限だ
でも細かいパーツで出来ている
一つ一つを見る事が出来ないかもしれないけど
きっと暖かい物なのかも知れない
その暖かさを
冷たくなった彼は感じ取ってくれるだろうか
そうですよね
思い出す事
それ自体が供養となるのかも
何事も一生懸命にやる子だったな
大人しくてまじめで・・・
数年前実家に行った時
別の方の家になっていた
ポジティブに行かなくてはね＾＾
吃音はその他大勢の子供達から見ると
不思議な現象なのかもね
子供の頃一緒に暮らしていた叔母も吃音があって
いつも焦ってるように見えました
それを真似する事もあったかもな
悪気は無いんですよね
ただ された方は嫌な思いをしただろうな
そのお友達も何故笑われるんだろうって思ったかもね
今もそうやってお友達を思い出してるのが供養だと思うよ
独りで亡くなってしまったけど
懐かしい思いと 後悔とで 時々思い出してさ
話がしたいって思い続けてたら
いつか あの世で会えるかもでしょ？
実際読んだのは高校生の時です
銀河鉄道の夜は大人向けの話しと思います
読むとキュンとなってしまうのですが
どことなくその世界に夢を感じる所もあります
人の為に尽くすことの大切さ
そしてその為に生きる事の意義を見出す・・・
なんて感じで
よく解説はされています
でも自分の本音としては
生きている人たちを汽車にのせて
話しを展開させてもらいたいと思うのです
そんな事を言っても
仕方がないのですが・・・＾＾
私は小学校低学年だったけど、話の内容が理解できなかったです。
大抵、子供用のお話は最後は「めでたし、めでたし」なんだけど、
登場人物がカタカナ名前だったこともあって、全く自分の思考がついて行かなかったし、
お話の景色や時間も広すぎて、話が頭の中で繋がらなくて、、、
子供の私にはとても難しい話でした。
その後、何かでストーリーに触れることがあって、ざっくりと理解した感はありますが、
未だに、子供に理解させるには、メルヘンや童話を超越した難しい話だなあと思います。