とりあえず、練習
- カテゴリ:自作小説
- 2010/09/22 00:47:07
私は、右手で、左の腰に差した刀の柄を、左手で鞘をそれぞれ握り、左手の親指でつばを押した。
右手を軽く持ち直し、その構えのまましっかりと正面を見据えて構えた。
正面には、大柄な男が刀を正面に構えている。
男も、こちらをしっかりと見据え、今にも襲い掛かってきそうな雰囲気だ。
緊迫した空気が流れる。
男は、私のほうへ一気に踏み込み、刀を振り上げた。
振り下ろし。
私はそう判断し、男の向かって右前へ踏み込みながら勢い良く男の首を狙って、抜刀術で切る・・・・・・
つもりが、刀を抜く腕は途中でガクンッと止まる。
それでも力で振り抜こうとするが、刀の柄は手の中から消え、手だけがむなしく振り抜かれる。
今の一撃で勝てると思ってた私は、急いで後ろまで走り抜けて、男のほうへ反転する。
腰の方へ目をやると、刀は鞘の途中で引っかかっていた。
どうやら、角度を間違えたらしい。
抜刀術などという、慣れない事はしないものだ。
私はそう思いつつ、男のほうへ視線を戻した。
男は、堂々とした動作で振り返る。
敵に背中を見せているというのに、焦りなど感じさせぬ動きだ。
しかし、まったくスキも感じさせない。
今切りかかったら、間違えなく返り討ちにあう。
そうとしか思えない。
男が完全にこちらを向く。
私は、刀を抜きなおした。
さっきのように引っかかることなく刀は抜ける。
抜刀術のように、相手を狙いながらすばやく抜くのは慣れてないが、普通に抜くのは散々やって慣れているのだ。
私は、刀を正面に構え、男と改めて対峙する。
が、軽くため息を吐き、刀を納めた。
刀から完全に手を離しており、抜刀術の感じもしない。
私は、そこまで確認してやっと緊張を解き、刀を納めた。
「ぶっつけ本番でなれない抜刀術など使うな。これが本当の勝負だったら、振り返りざまにやられててもおかしくないぞ?まぁ、選択はよかったがな。でも、使いたいならしっかり練習すること。」
男は、そんなアドバイスを私に言う。
この人は、私に戦い方を教えてくれてる師匠(?)だ。
「いや・・・憧れるじゃないですか。こう、シュッ!ズバッ!!っていう感じの、高速の剣術
に。でもまぁ、ちゃんと反省してるんですよ?慣れない事はやるべきじゃないなって。」
今回はうまくいかなかったが、何回か自分で練習したときは、一応出来ていたのだ。(ほとんどが失敗で、出来たのはほんの1~2回だったけど。)
「さて、今日は終わりにして帰るぞ。」
そういって、師匠は家に向かって歩き出す。
私は、無理言って同じ家で寝泊りしてるので、その後についていく。
明日こそは勝ってやる。
何度目かになるか分からないセリフを、心の中で言うのだった。
タイトルにもあるとおり、練習で作った小説です
何の練習かというと、まずは一人称の練習
普段の日記は一人称(?)ですが、私は一人称の小説を書いたことが無いので、その練習です
次に、アクション系の練習
これは、まったく書いたことが無いので始めての挑戦です
すごく短いですけど、うまく出来てればいいかなと思います・・・・
こんな感じで、たまに練習でも、本番でも小説を書いていこうと思うので、気が向いたらコメントでアドバイスをもらえたらうれしいです
ここまで読んでくれて、ありがとでした (__
改めて読み直してみると、結構気になるところがあるんですけどね;
姫ちゃんも結構上手だと思いますよ~
質問の答えで、とりあえずこんなシーンが書きたいってだけで、まったく考えてませんでした←
まぁ・・・とりあえず、現実とは違う世界 その、どっか広い場所
そんな感じですかね?
人物だけじゃなくて、どんな場所かも忘れず書かなきゃですね;
ひぃはこんなに上手じゃないからなぁ・・・;;
尊敬♪
質問だけど、この主人公と師匠(?)はどこでこの修行をしてるの??
山?家?学校?
偉そうな事言ってごめんね;
すっごく表現の仕方が上手!!
ひぃも見習わないとなぁ・・・!!