Nicotto Town



今夜ロマンス劇場で

またまた


アマゾンプライムで鑑賞。

思った以上に良かったです。

佳作!

ヘプバーンを彷彿とさせる綾瀬はるかの衣装も素敵だったし。

恋愛ファンタジーであるのと同時に

映画製作に全てを捧げる人たちへのオマージュに

溢れた作品でしたね。

触れたら消えてしまうスクリーンの中から現れた

お転婆男勝りのお姫様。

さて、青年は彼女に触れてしまうのか。。。。

彼女との出来事を物語に書いた今は老いた青年の元を

訪れるのは昔とからわない美しいままのお姫様。

ふたりの物語は

あれから何十年も続いていたんですよぉ。。

老年役を演じた加藤剛と海辺を歩くシーンは素敵でしたね。

二人の物語にエンドマークを書き入れた老いた青年。

病床で今にも息絶えかける彼のもとに駆け寄り手を握りしめる彼女。

やがてシルエットが薄れていく彼女。

翌朝、一人で永遠の世界に旅たった老青年が書き上げた物語のラストは??

青年が今度は彼女が住む白黒の世界へと飛び込みます。

映画のなかの華やかな舞踏場には

映画製作華やかなりし頃の

役者や監督や制作者たちも同時に集い

王座に座る王女である彼女に赤いバラを贈ると

白黒だった世界が鮮やかな色に満ち溢れて人々は幸せに暮らしましたとさ。

なのです。

いや〜、ラストの舞踏場に集う面々を見たときには

ちょっと号泣してしまいました(笑)。

かつての林海象の「夢見るように眠りたい」を思い出してしまいました。

ただ、ひとつ気になったのは

主人公の青年はどうやって生計を立ててたんだろう?って(笑)。

映画会社が潰れてたあとはロマンス劇場で働いていた時期もあったんでしょうけど。。

それと、

もっともっといい作品になる可能性があったと思います。

多分ちょっとしたところなんだと思うんだけど

そのちょっとしたところ、が難しいのよねえ。。。。

二人の恋愛と映画愛をなんとかもうすこし

絡められたらいいのにって。

是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」という映画があったけど

あれも創作する人の喜びが底流にあって

そこにジ〜ンとするのよね。ああ、この人たちはこのストーリーを通して

製作するエネルギーを表現しているだなあ、って。

ちょっと「プロジェクトX」的な職人魂に弱い私は

ただの恋愛ファンタジーだけでは泣けない(笑)

なので「今夜ロマンス劇場で」も

観客と映画、映画制作者と観客

その関係性を二人のロマンスにうまく絡められたら

もっと深い内容になったのかな、とおもいます。

って、

観てる方は勝手なことばかり言うよね(笑)。

でも、なんやかんや言って

素敵な映画でした!

そしてハリウッドでのリメイクを望むかも。









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