自分が変わる
- カテゴリ：日記
- 2012/01/31 21:58:47
宗教評論家の
ひろさちやさん、の本の中に
次の様な話が、書いてあります。
・・・
それは、
東洋のある王様の話です。
その王様は、
人間はなぜ生きているのかを知りたいと思い、
学者に人間の歴史を調べさせました。
すると、
学者は五〇〇巻もの本を集めてきて、
これが人間の歴史ですと王様に提出します。
しかし、
王様にはそんな膨大な本を読む余裕がありませんから、
学者に要約してくれと命令します。
その結果、
学者は二〇年かかって二〇巻にまとめますが、
それでも読みきれませんから、
またまたその要約を命令します。
そして王様が衰え引退したころ、
ようやく一巻に要約しますが、
王様はすでに病床の身になっていました。
そこで、
学者は王様の耳元で
「人は生まれ、苦しみ、そして死んでいく存在です。それが人間の歴史です」
「人生にはなんの意味もありません」
と囁きます。
すると、
その王様はニコっと笑って息を引き取ったといいます。
「人生は無意味」だ
ということを知って突然安心したのでしょう。
・・・
という文を、紹介して
「人間はついでに生きている」んだ
とまとめておられます。
サラリーマンではない私は、
この話を読んだ当時、大変楽になりました。
いつも、こころの底に潜んでいた
焦りにも似た不安が
溶けて無くなったような感じです。
これは
私自身が、変わったという事です。
こういう例は
本だけに留まりません。
映像を見ても、
人と言葉を交わしても
いや文を交わしても
変わる事があります。
ですから
変わらない自分の、
周りが変わっていくのではなく
周りのもので
自身が、変わって、いくんだ、
と思っています。
「どうして、そんな些細な事で悩むの？」とか
「そんなこと、気にしなくてもいいのに」と
言われる事が、よくあります。
他の人にとっては、何でも見ない事が
私にとって、重大に思えるのは
私自身が、重大にしているんでしょうね。
ですから
「将来を思い悩んだり、過去を悔んだりしないで
今日をついでに生きればいいんだよ」と言われれば
ずいぶん気持ちは、楽になります。
私は
ひろさちやさんや
養老孟司さんの
言われている事は納得できますので
割り切るように、考えています。
（頭で解っても、これがなかなかなんですけどね）
「人間はついでに生きている」…考えさせられます。
王様はなぜ、そんなことを命じたのでしょう。
王様らしい（人間らしい？）何かを為してからじゃないと死ねないと不安だったのか。。
ついでに生きているというより、生きているだけで大変だ、と感じることがままあります。
特に最近…。
経済的にも、年々厳しくなっているし、そこに地震などの不安も加わって、逃げ出したいと思うこともしばしば（笑）です。
何か特別なことを成し遂げるのが人生ではなく、もこさんがおっしゃるように、逆らったり委ねたりしながら、神様からのお迎えが来るまで生きたら、それだけで立派なことなのかもしれませんね…。
こう言うブログに
真摯に、付き合って頂き
ありがとうございます。
今回のブログは、
結論のある話ではありません。
それに
私の言い回しも
舌っ足らずで、説明不足です。
ひろさちやさんは
宗教評論家という肩書ですが
御自身では「仏教原理主義者」だ
と言っておられます。
今回の例の様に
結論は明快です。
悩みや苦しみは
自分自身が作り出したものだと
結論付けられています。
それから
変わるのは自分だという話は
養老孟司さんがよく
言われています。
ぶれない確固たる個人が居て
それに、色々なな情報を取入れているのが自分だ
と言うのではなく
情報と言う変わらない物を取り入れて
変わっていくのが自分だ
と理論的に説明されます。
私は
御二方の言っておられる事は、
根っこで、同じ事を言っておられる様に思います。
こういう、宗教か、哲学か曖昧な話は
人それぞれ、考え方が違いますから
答えは出ないんです。
ただ私は
私の実例で、ブログ書きましたが
どなた様にも、当てはまるとは思っていません。
こんな事を考えている人間が居る
と読んで下さるだけで十分です。
微妙に変わっていると言うか、、変わり続けているのかも知れません、、、。
人生に意味ないまま過ごす方もいるかも知れないし
、、自分で人生の意義を探したり、定義しようという人もいるかも知れませんね！＾＾。
私は、最近思うのですが、、人の生き方には、流れに逆らったり、、その時の、流れに身を
、任せた方がいい時もあるのかな？と、感じています。。
感じ方って、人それぞれですね、、だから、他の人との交流が楽しく感じることもあるのかも♪です！。