にぎ、にぎ
- カテゴリ：日記
- 2014/11/28 10:30:36
ぽかぽかした
小春日和。
カーディガンを脱ぎ捨てて
カッターシャツの上に
そのまま
ブルゾンを着込み
自転車で出掛けます。
街の街路樹も
濃い茜色や黄色に
紅葉していて
落ち葉も鮮やかですね。
大きな交差点の信号に
引っ掛かり
片足を着いて
青信号を待ちます。
後ろから
ジャージ姿の
若い女性が
大きなカートの様な乳母車に
幼い子供達四、五人
それぞれ、二台に分けて
通り過ぎて行きます。
天気が良いので
保育園の散歩
ですかね…。
乗せられている
男の子のひとりが
私に向かって
手をにぎにぎしています。
小さな丸々した手が
可愛らしくて
私も思わず
片手を上げて、にぎにぎしながら
微笑みます。
愛嬌の有る子供だなと
思ったんだけど
その男の子は
不思議そうな顔をして
振り向いたまま
何時までも
にぎにぎしていました。
これは
きっと
朝、出掛ける時に
にぎにぎしてくれた
優しい
おじいちゃんが
こんな所に居るなんて、と
思ってるんだよね…。
白髪混じりの
私によく似た
爺いー、爺いーが…。
私はそんな、ピュアなイメージは有りません。
私の雰囲気はは
木枯し紋次郎か
孤島のクルーソー
幼い子供も
近寄りがたい
オーラを出して居ると思うけど…。
乳母車の彼は
人間違いだと思うけどなー…。
誤解のないように言っておきますけれど、
子どもとも言葉が通じるほど
純度の高い方…という意味だったのですよ＾＾；
もう、本当に！
それにしても、１～２歳とは意外ですね。
もうすぐ幼稚園ぐらいの子を
想像していました。
そういう子の心をつかむとは流石でございます。
自転車は、もう
私の足の様なものですよ。
天気が良ければ
うずうず、して来ます。
今の愛車は
20インチ
6段変速
白の折りたたみ自転車速なんだけと
やっぱり乗って楽なのは
妻のママチャリの方で
これは、玉にキズなんだよね…。
私の雑文を
ファンタジーに変えて頂きましたね。
１～2歳位に見えましたから
十分、知恵も有るのかも
知れません。
私も十分
老人力が付いて来ましたから
そのうち直ぐに
“同類”のお付き合いが
出来る様に成りそうですよね…。
にぎ、にぎ 以外も
憶えなくっちゃ…。
幼稚園を出た。
この乗り物は、立ち上がってもお顔が出るくらいで
落ちる心配もないから、大人たちには都合が良さそうだけど
僕にとっては籠に載せられて自由がきかないまま外の風景だけが見える
もどかしい乗り物だ。
これでも人間か？
動物扱いではないよね？
でも先生のことが好きだからゆるしてあげようと思う。
あるところで信号に差し掛かった。
趣きのある表情をした男性が、自転車に乗ってこちらを見ている。
ちょっと喜ばしてやるか…。
にぎにぎ！
・・・にぎにぎ？！
おっ！返してきた。白髪交じりだから、もう大人かと思ったけれど、
もしや同類？
確かめなくちゃ！
にぎにぎ！にぎにぎ！
やっぱり、コトバが通じる～！
仲間だ～。
あ、先生離れないでよ！ 嗚呼…。
というのが事の顛末ではないでしょうか。
ありがとうございます。
しかし
私の事は、私が一番良く知って居ります…。
幸せそうな御家族が想像出来て
めでたしめでたし！
そちらは今が紅葉なんですねぇ。
なんだか不思議。
今日はこちらも、朝、ちょっと暖かくて
散歩に出た時に「冷やっ」としませんでした。
めでたいめでたい！←なんなんだ～～