Nicotto Town


クルーソー


パラレルワールド?…


時は、中学三年生
マラソン大会へ
さかのぼります。

科学少年だった私は
スポーツは
からっきしダメで

特に長距離走は
大の苦手でした。

マラソンと言っても
男子は5㎞
女子は2㎞で

8クラスあった学年
全員参加です。

平年は
いつも最下位集団の私ですが

ラグビー部に居た
仲の良い友人が

「最後のマラソン大会だからさ、一緒にゴールしようぜ。」って
声を掛けてくれました。

「おう!」と答えて
並んでスタートラインへ。

号砲が鳴って
走り出します。

私に取っては
とてもハイペースだったけど

一生懸命
一緒に走ります。

そして
中頃までは

けっこう良い集団に
居たんですよね…。

しかし私は
じりじり順位は下がり

一人
グラウンドへ向かいます。

ゴール地点では
すでに終わっている
女子たちが声援して
くれていて

我がクラスの
美人で
成績も良く
クラス委員長をしている
マドンナ嬢の

「××君、頑張って~!」の声

思わず振り向いて
転びそうに成りながらも
無事ゴールイン。

私にとっては
最高順位での
ゴールとなりました…。

後日
同窓会の折
件の友人に

「最後のマラソン大会でさ、一緒に走ってくれたんだよな~…。」と話すと

「一緒に走った…。そんな事、あったっけ?…。」との返事。


これって

パラレルワールドかよ…。

アバター
2015/07/24 19:16
まるこむさんにね

褒められると

再び
木に登らなくちゃあ…。

まぁ、大した事は無い
思い出話、なんですけどね…。


P.S.
暑い時ですから
頑張ってる
るーちゃん
お大事にして上げてください。

ついでに
まるこむさんもね…。
アバター
2015/07/24 17:05
良い感じ。
結構、胸にグッと来ました。
彼は、きっと、そういう「常に人に対して親切で、熱く、男らしい男」だったのですよ!
クルーソ^さんに「こう言うコトをしてあげたぞ」という記憶ではなく
いつもの自分がそこにいたから、記憶にないのですよー!

素敵な人が友達だったのですねぇ。

パラレルワールドというオチ(笑)も、なかなか愉快で好きですけど。
あはは(*^▽^*)
ひとつの小説になりそうな、素敵なお話です。
アバター
2015/07/23 08:24
まぁ
私の過去の記憶なんて

これも
美しく脚色しているのかも
知れません。

同窓会で
思い出話をすると

鮮やかに思い出したり
記憶が食い違う事は多々有ります。

お互いに
老人力が付いて、いますからね…。


一年に一度の
このマラソン大会は
クラス対抗みたいな一面が有って

我クラス委員長の
マドンナ嬢は

クラスの仲間がゴールする度に
声を掛けて応援していました。

したがって
私だけに
声を掛けてくれた
訳では無いんですが

掛けて頂いた方は
感激する訳です。

私の
“豚も、おだてりゃ木に登る”

ガキの頃から
変わって無いよね…。
アバター
2015/07/23 00:00
まあ、なんてつれないお返事でしょう。

クルーソーさんにとってはこんなに鮮やかな
思い出の一ページなのに…。

まあ、彼のことはペースメイカーになってくれたくらいにして
マドンナさんに聞いてみたいですね。

あの時声をかけてくれてありがとう、と。




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