ハウイン・アウス・デン・シュネーグレックヒェン Haüyn aus den Schneeglöckchen
(雪鈴草の藍方石、愛称アウイン)
深青のアウイナイト。
思索から組成された。思慮深く柔和だが、厭世の趣をあわせもつ。
スノードロップの群生から拾得され、母石ご...
ハウイン・アウス・デン・シュネーグレックヒェン Haüyn aus den Schneeglöckchen
(雪鈴草の藍方石、愛称アウイン)
深青のアウイナイト。
思索から組成された。思慮深く柔和だが、厭世の趣をあわせもつ。
スノードロップの群生から拾得され、母石ご...
藍という植物青の話をしたので、最後におまけとして月草の話を。
月草。鴨頭草(つきくさ)。一般的には露草と呼ばれているね。
僕の好きな植物の一つだ。
7月~8月、夜明けから昼にかけての短い時間だけ道端に咲く、鮮やかな瑠璃色の花弁。
これを摘み取ると、薄い花弁は簡単に潰れ、青い汁が残る。
この露草を染...
染色において、染められる素体が動物線維か植物繊維かは大事な問題で、
染料によっては動物性(ウールとか)は染まるけど、植物性には定着しないとか、
逆に植物性の麻、綿は良くても、動物性の絹はダメだとか。
その点、藍はどっちもOKだから、使い勝手が良かったんだろうね。
紺屋の白袴、なんて諺ができる...
もう4、5年前のリクエストに応えて、今更ではあるのだけど藍色の話。
これでケルト青まで話を広げると僕の技量ではオーバーするので、日本限定で。
藍染の知識が日本に渡来したのが大体5世紀(応神~雄略)頃。
で、奈良時代には技法として確立していたとみられているそうな。
例えば、みんな大好き正倉院...