紅に燃える山々に
白い霧が立ち込めている
それは紅い海に白い花々の絨毯を
しっとりと敷き詰めたようだ
雲よりも高く風よりも強く
思いを馳せ
何かを求めて
秋の空の下を一人さ迷い歩く
それでも何も起こらない何も残らない
この現実は何なんだろう
それでも私は
歩き続けなければいけないのだろう...
紅に燃える山々に
白い霧が立ち込めている
それは紅い海に白い花々の絨毯を
しっとりと敷き詰めたようだ
雲よりも高く風よりも強く
思いを馳せ
何かを求めて
秋の空の下を一人さ迷い歩く
それでも何も起こらない何も残らない
この現実は何なんだろう
それでも私は
歩き続けなければいけないのだろう...
秋の金の恵みが
爽やかに吹く風の中に光っている
そんな小春日和の中
私はこの街を歩き続ける
もう間もなく日が沈む
寒く黒い夜がやって来る
ああ私の心の灯火は
いつまで夜道を照らし続けられるのだろうか
なんてぽっと浮かびました
暖かな秋の休日です
コンパクトだけど
ちょっと古くさい感じがす...
沈む月を見ている
漆黒の翼をもつ鳥の上にまたがって
私は空を飛ぶ
星からの光の筋の中
なんて自由なのだろう
澄んだ暗闇の中
私は飛ぶ
あなたの元へ
私は飛ぶ
あなたの心の中を
寂しいんだ
この暗闇が
少しだけでいい
あなたの灯りに触れさせてくれ
もう少しだけ居させてほしい
あの月が沈む...
夜が昼を食べてしまった
そんな今
砕け散った愛の欠片が
かすかな光を反射している
わずかな光を
少しでも取り込もうと
寂しげに
小さな息をしている
雨音が聞こえる
強く激しく
でもそれは別れの言葉を
打ち消してはくれない
さよならの一言は
滲んでも心から消えてはくれないから
私は歩き出...
白い花から赤い苺が生まれるように
あなたの無垢な心から愛が生まれた
遠く聞こえる潮騒の音が
幾ばくかの夢を運んでくるとき
心地よいそのリズムに
合わせて踏むステップ
今すぐに明日の扉を開けたい
待てない時間がまた独り歩きを始める
微笑みが夢を語っている
そんな瞬間にも
台風が来そうだけ...