Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ 著
『火星年代記』を読みました。

SFものは難解という先入観のために
ほとんど読むことがなかったのだけれど
これは理系音痴の私でも
おもしろく読める小説でした。

人類が移住するために押しよせた
2030年代以降の火星を
年代ごとにオムニバス形式で描いた話で。

物理の専門用語...

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小説『箱男』

安部公房 著
『箱男』を読みました。

この読後感
以前映画『マルホランド・ドライブ』を見終わったときと
同じような感覚。
着地点を見つけられず
いざ感想を記そうとして
PCの前で
なかば途方にくれているのです。

頭から脛の辺りまでを覆う
ダンボール箱をかぶった男性が
街を徘徊中に空気銃で撃たれ
...

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小説『オリガ・モリソヴナの反語法』

米原万里 著
『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。

『存在の耐えられない軽さ』を読んで以来
旧共産圏を舞台にした物語を
ときどき読むのだけれど
この小説も
当時のソ連と東側諸国のありさまを
まざまざと感じさせるものでした。

子どものとき
プラハのソビエト学校に通っていた日本人女性が
かつ...

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小説『モモ』

ミヒャエル・エンデ 著
『モモ』を読みました。

先日ネットニュースで
『日本の悪名高き長時間労働』という
文言を目にしたのだけれど
この本の発行部数が
本国ドイツに次いで
日本が2番目に多いということに
なんとなくうなずけるというか
これから先
労災とか過労死とかの
悲しいニュースを目にする度に
...

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小説『イワン・デニーソヴィチの一日』

ソルジェニーツィン 著
『イワン・デニーソヴィチの一日』を読みました。

「きょうはすばらしい一日だった」
このセリフが心に残りました。
人間は
どのような環境にも順応して
満足感を得られるものなのかしら。
それとも
『カラマーゾフの兄弟』の老審問官が言うように
人間は
自由よりも服従を望むのかしら...

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