Nicotto Town


アストンのつぶやき


   

自由研究

夏休みには

決まった宿題が出ていた



何か一つ

自分で調べること



借りてきた本を見て

その通りにやってみたり



何か作ってみたり



朝顔が開くのを見たくて

けれども起きられなかったり



朝の冷気と


昼の陽射し



いつまでも明るい夕方に


網戸越しの月明かり

...

>> 続きを読む


2011.8.19.秋の気配

暑さを孕んでいた風が


今日は何だか涼しいみたい




窓を開けると心地よく


急いで通り抜けてゆく




乗ってきたのは虫の声




重なる音色はもう既に


次の季節に移ってる

>> 続きを読む


2011.8.18.バスの中で

急に雲が広がった

仕事からの帰り道


風の心地よさが過ぎると

乗り込んだところに打ち付けた



大きなフロントガラスに

小さな水滴が


風を受けて流れて

斜めに線を引いていく



少し混み合う道をゆっくりと

水音と共に走り


いつしか降りる夜の帳に

見える景色を染めていく

>> 続きを読む


2011.8.17.風と通り雨

木の葉が舞い始めた

お昼過ぎの庭先


雷鳴と共に

飛沫が窓に音を立てる



湿った香りが

鼻先を過ぎれば


虫たちは黙り込み

鳥達は姿を隠し



静寂を作り出して

水の音に耳を傾ける



力強く降り注ぎ

辺りを一色に染めると


何事もなかったかのように

足早に去っていき

...

>> 続きを読む


夏の縁側

トンネルを抜けた先の

山あいの町


親類の集まった

祖父母の家で



お昼を回り

陽射しが厳しくなる頃



どこか涼しげな器に

スイカが置かれる



庭を眺めながら

並んで座り


皆でほお張りながら

夕暮れを待つ



いつしか涼の染みる

ひと時の思い出

>> 続きを読む





月別アーカイブ

2024

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.