亀
- カテゴリ:日記
- 2010/05/17 16:45:54
ここへ引っ越してきて驚いたのに、どぶ川が健在?なことがある。私が子供の頃は至る所にあって、農家のおばあさんが肥おけを洗っていたり、不注意な子供が落っこちたりしていたが、いつのまにか上をふさがれて暗渠になってしまった。
それが、ここにはまさに絵に描いたような(たぶん誰も描かない)どぶ川があって、すぐ横の家からちょろちょろと下水が流れ込んだりしている。工場からの排水らしい濁り水も流れ込んでくる。さすがに、こんなところには何も住まないと思ったのに、亀がたくさんいるのだ。
放されたのか、逃げ出したのか,俗にミドリガメと呼ばれる,ミシシッピーアカミミガメが、大きいのから子供まで、お天気の良い日には,途中に顔を出したゴミの上で甲羅干し。
周りや底に得体の知れないぬるぬるがいっぱいついたどぶ川なのに、案外元気そう。
でも、ここでもどぶ川は蓋をする方向へ進んでいるらしい。少し離れた地域では道路に沿ったどぶ川が少しずつコンクリートで蓋をされて行っている。
この亀たちは、大和川まで逃げていけるのだろうか。だんだん空が少なくなって、とうとう真っ暗になる日を迎えてしまうのだろうか。
のんきに甲羅干しをしている亀たちを見ると、考えてしまう。
そしてふと気がつくと,そういう私を不審そうに見ながら遠回りしていくおばあさんがいたりする。
どぶ川をじっと見つめている,危ない人認定されているに違いない。私もまさか亀がいるとは思わなかったからなぁ。
見たときは流石にどうかなと思いました。
近くの川(かなり大きな川なんですが)で、コケなどがついた風格のあるカメにまじって、きれいに洗われた
ようなピカピカしたカメが日光浴しているのを見ると、最近捨てられたんだなと悲しい気持ちになります。
身近な所で自然を感じられることは,良いことと思いますが,
一方で,生態系を無視したペットとしての輸入や飼育放棄などの問題が想起され,
何とも・・・。コメントの中身が,難しくなっちゃいました。^^