中村君の「半分残し」
- カテゴリ:ペット/動物
- 2010/08/23 06:43:06
投薬の関係で、夜一度だった餌やりを朝と夜の2回に分けている。当然量も半分。
夜餌をやると、どの針も半分くらい食べて一度止め、深夜にまた残りを食べていたようだった。
半分量になってから、妻針と息子針は一度に全部たべてしまう。だが中村はいつも半分しか食べない。四分の一量しか食べなければ、おなかがすくと思うのだが、いつも律儀に半分が餌皿に残り、時には次の餌時まである。
そこでまた、不細工中村君の哀れな歴史を私の脳が勝手に妄想し始める・・・
かつては、ペットショップの看板商品だった彼は、鼻面が長くて黒く、目が小さくしょぼついていて、「可愛くない」ため売れ残る。しいれた直後は良い場所に置かれ、掃除も世話もこまめにしてもらえたのだが、半年も売れずにいると「棚ずれ扱い」に。
掃除もいい加減で、隅っこに置かれ、ダニやカビにとりつかれる。そして餌、なんとたまに忘れられて長くもらえない日までできてしまうのだ。
そう、そこで中村君「全部食べたら駄目、次はいつもらえるかわからない」と学習してしまったのだ。おお、中村、君はなんて不運なヤツなのだ・・・
だがこれは、あながち妄想だけではない。
以前居た家の近く、大型スーパーにペットショップが入っていた。そこへ「毛のないモルモット」まるで小さい豚みたいな珍しい品種が入荷して、しばらくは一番目立つ場所に置かれ、敷きわらも清潔に保たれていた。
値段が万、いったとおもう、半年たってもまだいた。さらに数ヶ月過ぎていって見たら、隅の「日の当たらない場所(比喩です)」へうつされ、敷きわらは糞が目立ち、餌皿はこぼれたまま。
その待遇の変化は見ていてショックで、まもなく引っ越してその後を知らないのだけれど、子供が「あの豚、売れたんだろうか」といまだに覚えている。
採算がとれない「商品」の哀れさは相当なものなんだろう。
いや、中村君、餌はちゃんとあげるから!寿命が尽きるまで、ちゃんと居心地よく過ごせるように努力するから、遠慮無く食べてください!
カメラ屋さん・・・カメラはご飯食べないし