Nicotto Town


るもりゅう の 大好きな 仲間たち


カラス


このところ、何度か目にしている光景に、カラスがトビを追い回しているのがある。
逆ならわかる。
トビは猛禽類の端くれだ。
トビは肉食であって、子供の頃などはカラスがトビを追い回す光景など見たこともなく、逆に雑食性のカラスが追われているのは見たことがあるように覚えている。
この辺は定かではない。
トビにしてもカラスにしても、ヒワやヒバリなどの小鳥を追い払うので、もしかすると記憶は交雑しているかもしれない。

小さい頃はカスミ網猟が行われていたので、大人たちが捕らえた小鳥たちをうまそうにあぶって食べている光景をよく見たりした。
空気銃も比較的あちこちの家庭にあって、農家などは雀たちが稲穂を食べにくるのを待ちかまえて撃ったりしていた。
時には、雀対策にカラスの死骸を竹竿に結んで高く掲げていたりもした。

空気銃で撃たれて瀕死になりながら逃げ回っているカラスを追いかけて捕まえたことがあったが、独特の臭気に閉口した。
ゴミのような血の匂いだった。
以来、カラスの死骸には近づかないことに決めた。

近くに製粉工場があって、宮城県の株式会社一号で美智子妃の結婚式にお呼びがくるほどの名門だったが、時代と経営手腕の不足から、倒産後再建の途中にある。
不思議なことに、経営者は変わらなかった。
債権者たちは一見良さそうな外見にだまされたのだろう。

この製粉工場にはお定まりの鳩が巣くっていて、対策に苦労していた。
電気ショックやら、豆に睡眠薬などを混ぜて食べさせるとか、様々に対策をしたのだったが、いずれも効果がなく、ある程度はウィスキーモルトで言うところの「天使の取り分」とあきらめて、有効な手段が出たときと沙汰止みになっていた。

いつの間にかどう猛なカラスが数千羽という単位で空を覆うようになった。
真冬にはあまり見かけないので、渡りをしているのだろうと思う。
まさにヒッチコックの名作「鳥」を彷彿とさせる大群が空を舞うのだ。
一見の価値があろうかと、ビデオで撮ろうかと考えるときもあるが、業務用の古い池上やSONYのカメラでベータか四分の三の録画機しかないので、調整はバッチリしているが今更とも思って撮らずじまいである。
重い三脚などをセッティングするだけでも気が重くなる。

このカラスの大群が現れるようになって、鳩は激減した。
山鳩のたぐいはほとんど目にもしなくなった。
何度か襲われているのを見たので、食べられてしまったのだろう。

アバター
2010/09/26 21:57
15年ほど前には山には捨て猫があふれていました。
カエル、野ネズミなどを食べて、日本オオカミ亡き後の生態ピラミッドの頂点近くにいたと思いますが、この頃は全く見なくなりました。
カラスが原因と特定はできませんが…
アバター
2010/09/26 21:08
数千羽のカラス、想像しただけで恐ろしいです。
1羽のカラスでさえ近くで見かけたら怖いのに。
アバター
2010/09/26 11:05
コラコラソン…

カラスが非常に早い進化を続けているとはわかるのですが、数千羽の大群はもちろんえさを食べているわけで、その大量のえさはどこから採って食べていると思いますか?
奴らは次には人間を狙い出すのではないかと恐怖にかられますね。
アバター
2010/09/26 00:23
人間も大変だけどカラスも大変なんだなあ・・・・しみじみ。
トビもしっかりしないとだめだ! トビもカラスの胸元にトビ込むのだ! トビも一歩カラを破ってトビ出さないとね!



Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.