Nicotto Town


雪うさぎが呟く


鳥の観察

我が家の近くには、元飛行場の広い原っぱがある。一部は舗装されたあとが残り、周りの溝にはしばしば水がたまる。

地面がむき出しの部分には当然草が生い茂り、誰も刈らないと人の背丈よりも高くなって、鳥が潜むには良い環境なのだと思う。

春にはたくさんのヒバリ。年中サギの仲間が見られる。舗装された部分に雨水がたまり、広い池のようになった中にじっとサギが立って、水面を見下ろしていると、当然何も住んでいないので、人間の方がサギをだましているような気がする。

周りの溝の中にはアメリカザリガニが住んでいて、完全に干上がることもあるのに絶滅はしないらしい。一度だけ、サギがザリガニを捕らえて食べるところを見た。
見かけは優雅なサギだが、がつがつと品のない食べ方をしていた・・・

夏前に、見かけない大きな鳥を見た。体は小型の鴨くらい、脚が鴨より長くサギより短い。キ~ンとかキッキッと聞こえる鳴き方をする。

調べてみると千鳥の仲間で「鳧(けり)」という種類。はじめて見た鳥なので、気になって通りかかる度に姿をさがしていたら、茶色い小さな雛を二羽連れていた。

人間の姿に気づくと、親鳧は甲高い叫びを上げ、近くにいた雛はフリーズする。親は警戒しながらこちらを見、大丈夫と(高い金網があって側へは行けない)確認すると少し優しい声で、せっかちになく。

雛たちは、草の影を縫うようにちょこちょこと親鳥の側へ寄っていき、それから親子は草むらに隠れてしまう。その姿が可愛くて見るのが楽しみだった。

その草原が先日きれいさっぱり刈り払われてしまった。機械を入れて、数日がかりで、それはもう徹底的に。秋に枯れた草で、ぼやが出たことがあるのでその予防だろう。

鳧たちはどうしたのかなと思っていたが、夕方原っぱの遠くで鳴き交わす声を聞いたので、まだいるらしい。寒くなったら渡ってしまうようだから、来年また草が茂った頃戻ってくると良いなぁ。

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2010/11/20 00:27
僕の勤務先の最寄り駅は,駅前が原っぱになっています。
こちらでも,春にはヒバリの声がよく聞こえます。
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2010/11/19 21:05
祖父がいた頃は、我が家の庭にも色々な鳥が来ていましたが、祖父が亡くなってから、庭を手入れする者もいなくなり、更地にしてしまったので、雀も来なくなってしまいました。
鳥のさえずりが懐かしいです。



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