熊、電線に宙づり
- カテゴリ:日記
- 2010/11/24 21:00:52
2~3日前の新聞に載ったのだが、ちょっとあわれすぎる出来事なので、ご紹介がてら書いておきたい。
新聞の記事はこうだ。↓
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/11/20101118t33021.htm
著作権云々の問題もあるので、引用はさけるが、電線にぶら下がっている部品を餌と間違ってかじって感電死したらしい。
山に杉を植林し、木材価格が外材におされて下落の一途をたどったおかげで、本来の山の姿は失われた。
問題は、本来下草刈りをして手入れをすると生えてはこない笹竹が地表を覆うようになったことだ。
ナラや栗、ブナと言った山の動物たちの食べ物が少なくなったのは、この笹竹の繁茂に依ることが大きい。
地表に落ちた種が太陽の光を浴びることができないために成長できなくなっているのだ。
ブナを守る運動をしている連中は、笹竹の刈り取りなどをやっているが、微々たるもので、有効に推移しているとはとても言えるレベルではない。
鳥たちがついばみ、あちこちにその種を運ぶことによって豊かな植栽ができるはずが、見るも無惨な杉林だけとなって、まともな自然さえ少なくなってしまった。
60kgの3歳の雌というと、順調に育った個体といえる。
なんと言うべきなのだろうか…
鳥獣害対策の根本にあるのは、人間の身勝手さのように感じるのですが、そろそろちゃんとつきあうことを考えないと、手が打てなく名手しまいそうです。
適切な生存数を維持する、専門の機関が必要なのですが…
このような話を聞くと、やるせない気持ちになります。
とてもかわいそうな、気の毒な事件です・・・
八ヶ岳の美しの森では、「日本じか」が木の皮を食べてしまうので、
対策が大変なようです。
人間と動物の共存は難しいですね・・・