伏
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/01/11 22:11:29
冬眠(三連休ともいう)の合間に、桜庭一樹の「伏」を読んだ。
滝沢馬琴が「南総里見八犬伝」を書いている江戸の世に、
「伏」という犬人間たちが存在し、毎日狩られている。
江戸に出てきた少女・浜路が伏を狩る部分、
伏の歴史を、馬琴の息子・冥土が「贋作・八犬伝」として語る部分、
などに分かれている。
伏姫と弟・鈍色の関係が桜庭一樹らしい描き方だな~と思いつつ、
ぐいぐいと引き込まれるように読んでしまった。
読みながら、数年前、「八犬伝」ドラマ化されたよな~、
わたえみの衣装だったよな~、
そういえば、衣装展観にいったな~と、
豪華な衣装だったよな~、
それに比べて、伏達は・・・・などと、どうでもいいことを考えてしまった。