Nicotto Town



キリハラキリコ

冬眠中(この前の週末とも言う)に、

さなぎとなって繭の中(布団の中とも言う)で、

ひーひっひっひっひという奇怪な笑い声を押し殺しながら、

紺野キリフキの「キリハラキリコ」を読んだ。

「ツクツク図書館」や「はじめまして本棚荘」も不思議ちゃんな世界だったけど、

この本も不思議ちゃんワールドを突き抜けていた。


キリハラキリコという女子高生の1年間の日記という形で描かれている。

裏保健室だの、

偽の2年7組(教室)だの、

そばが出てくるシャワーだの。

そういったものを淡々と当たり前に受け止めて、毎日を過ごしている。


不可思議で不条理な不思議ちゃんワールドが好きな人にはたまらないと思う。

森見登美彦や万城目学を突き抜け、生活感を取り払って、簡潔にした感じかな~。

真面目な人が読んだら、途中で投げ出すか、怒り出すだろうなあ。

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2011/02/04 21:42
>てらもっちさん
 ちょっとマニアックな感じだから、大きな図書館だとあるかも。
 一応文庫本にもなっています。
 小学館文庫小説賞の佳作入選作だったんだって。
 私もまじめな人ですよ~
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2011/02/04 01:40
おもしろそー。
としょかんでさがす。

でも僕はまじめな人。



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