じーさん武勇伝
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/02/17 19:45:12
竹内真の「じーさん武勇伝」を読んだ。
表紙は今イチだったけど、題名に心惹かれるものを感じ、目次を見ると、
「神楽坂ファミリー」「かえってきたじーさん」「じーさん無敵艦隊」とあった。
これはもう借りるしかない! 読むしかない!
期待を裏切らないじーさんの活躍ぶりだった。
例(本筋に関係のないエピソード)を挙げるなら、
じーさんと亡くなった婆ちゃんのなれそめがぶっ飛んでいた。
人気映画女優だった婆ちゃんに映画を見て一目惚れをし、
夜行列車に密航、馬を強奪して、太秦まで駆けつけ、
婆ちゃんを引っさらって山奥まで逃げる。
そこで、三日三晩かかって口説き落としたとか。
そんなじーさんのサイパンでの財宝探しの物語(こっちがメインストーリー)。
スカッとするというか、笑えるというか、豪快すぎるというか、
とにかくおもしろかった。
私が誕生する前になくなったじーさん達は、
伯母の話によると、電車を乗り過ごして、2,3日帰ってこなかったりと
いろいろな逸話の持ち主で、この話には及ばないけど、それなりに豪快な人だったとか。
そのせいか、豪快なじーさん話はツボなんですよ。
この本は講談社から文庫本になって出ています。ものすご~くオススメ。
↑ りんごちゃんのじーさんの話かと思ったよぉ。
でも、おもしろそうな本だね、
みつけてみよーっと!!!