Nicotto Town



読書ノート/ピーナッツバター殺人事件


*・

読書ノート

「ピーナッツバター殺人事件」
 
著 コリン・ホルト・ソーヤー


前回から引き続き高級老人ホームの
人の言う事聞かねぇ困った有閑マダム達の物語です。

ピーナッツバターといえば…
あの独特の…
すげーアメリカ的なあの食い物だよね?
朧な記憶を探りつつ楽しませていただきました。

しかし、グルメなスイス人シェフが存在する
この「海の上のカムデン」(←高級老人ホーム)に
そんなジャンクな食い物の存在が許される筈もなくwww
読んでいる内に、
「ピーナッツバター」はその発音の強さが、
チッ!!!とかくそったれ!!!とか
忌々しくてうっかり下品な言葉を口にしてしまいそうな時に、
代理で呟く言葉として「お上品な奥様」が
その昔口にしていた言葉だったのだ…。
という紹介アリ。

いいかも知れないw
ピーナッツバター
英語駄目なんで良く知らんが、
恐らく
ピーナッツバタッ!と吐き捨てる様に言うんでしょうねwww

もみない。
と同じで、文化を共有していないと、
一見、マイナス言語と通じないですが。。。
言い方聞いたら解るよねwww

※もみない…美味しくない。不味い。

色々考えさせられる所もあった作品でしたが、
読んでいて一つ面白かったのが…

(ネタばれをなるべく避ける為に色々ぼかします)

はた迷惑な婆様探偵が、若い警部補と話す中で、
イマドキそんな考え方をする人がいるでしょうか?という
警察サイドの言葉に、
だがしかし、今、話題に上がっている容疑者候補は、
古い考えを持っていると言われる私達年寄りの世代なんだよ。
だから、若い人から見れば奇異な理由でも…

というくだりで…
偏見ではないが明らかに違うジェネレーションギャップというか…
違いの考慮が捜査上必要な材料になる。というのが面白かったです。
最近読む作品は、
若い探偵が若い犯罪者を同じ感覚で追いかける。というのが多かったのでwww
流行のプロファイリング。
こういう落とし穴がありまくりw
特にアメリカで通用していた資料をそのまんま日本に持ち込むなんて愚の骨頂。
こういうところ大事だよなぁ。。。とつくづく考えさせられました。





読後感
★☆☆☆☆

*・
良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

あくまでも個人的な嗜好で決めてます。






Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.