「良かれと思ってしたことが、いい事とは限らない。」

確かにそうなんですけれど、
今回の親分の言葉は考えさせられました。

園でお別れ遠足がありました。
幼児はバスに乗って公園へ・・・（園長、次席も引率）
乳児は近所を散策して園で持参のお弁当を食べます。
なので調理はありません。
親分は振休でお休み。
私は食器の漂白、園舎のお掃除＆お留守番でした。

散策から返ってきた２歳のクラスの先生に誘われて
一緒にお弁当を食べていました。
すると、１歳児のクラスの先生が血相変えて飛んできて、

「ばぶちゃんのお弁当箱がお母さんが間違えたみたいで、
二個ともミカン（それも缶詰ミカンが弁当箱一杯）なんです。
パンか何か食べるものはありませんか？
自分のお弁当を食べさせてもいいんだけれど・・・・・・。」

それはイカン！
自分のお弁当をあげるのはNG。
本日納品は無いのでパンも無い。
取りあえず、５分まってください、用意出来たらお部屋に持って行くからと先生に告げて何か無いか物色しました。
冷凍してあったご飯。冷凍してあったツナ。乾燥わかめ。
しかないので、

・ゆかりかけご飯
・ツナとわかめの煮物

を作って食べさせました。

さて問題です。
この対応は正解でしょうか？不正解でしょうか？




　　　　　　　　　↓



不正解なんですよ～（笑）

１　親に連絡して持ってこれるようなら食べる物を持ってきてもらう。
２　親が持ってこられないようなら、園長先生に連絡して指示を仰ぐ。
３　園長先生に連絡が付かないなら、そこにいる複数の人間で話し合って判断する。

・・・・が正解なんですって～。

でもその場にいて、かかわった人たちは
パニックですもん。
全員が初めての事でそんな対応しなきゃいかんなんて
思わなかったんだよねぇ（笑）
とにかく食べ物を・・・・・って空気で・・・つい作っちゃったんです。
後から親分に言われたんですけれど、

「本来あるはずのない冷凍のご飯、
あるはずのない冷凍のツナ、
乾燥のワカメだってあるはずのないものだからね。
事故があった時困るんだよ。
良かれと思ってしたことが、いい事とは限らないんだよね。」

そうなんですよね。本来給食室には在庫が存在しないシステムになっています。
あってもフルーツの缶詰、調味料関係、ホットケーキミックスぐらいです。
当日納入、当日調理です。

でも、欠席人数が多すぎる時に減らしたりすると余っていっちゃうんですよねぇ（笑）

とにかく全員失敗しました。
ばぶちゃんのお母さんが、わざわざ給食室に立ち寄って
お礼を言って行かれたのがせめてもの救いです。
そんなとこに救いを求めちゃいけないんだけれどもね・・・（笑）

あの場にいた職員全員が、
「とにかく初めての事でわからんかった。
でも次は間違えんよね」
と言っています。

お弁当を持ってきたかは確認するらしいのですが、
中身までは確認していなかったそうです。
あの現場にいたメンバーは次からは中身の確認もするんじゃないかな？

こんな事滅多に無いと思います。
次は無いんじゃないかな～（笑）

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