統ばる島
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/03/25 19:09:06
池上永一の「統ばる島」を読んだ。
一言で感想を述べるならば、「おもしろかった!」につきる。
八重山諸島を舞台にした短編集。
一つの島を舞台に一つの話が語られる。
不思議な話だったり、伝説だったり、怖い話だったり、
女海賊(というよりも女傑)の話だったり、
家族の物語だったり。
どれも沖縄ならではの不思議さ、伝統が込められている。
さすが、沖縄で生まれ育った作家が書くものだけあって、
新しい、現代の伝説、民話が綴られているような感じだった。
池上作品では、デビュー作の「バガージマヌパナス」が一番好きだったけど、
これはもっといいな~。