鎮魂
- カテゴリ:日記
- 2011/03/26 07:36:43
悲しいことだが、私のように多くの命と向き合って、あの世へと旅立つのを見送り続けてくると、このような悲惨な現状の時の対処法が身に付いてしまってくる。
難しい話じゃなく、できうる範囲で静かに受け入れるのである。
人間のキャパシティなど高の知れているものだ。
まともに向き合えば悲しみの大きさが大きければ大きなほどダメージも大きくなる。
だから、少しずつでも消化ができるように、一旦遠いところに自分を置き直すのだ。
静かにゆっくりと悲しみを受け入れて、できるだけ悲しみに浸らないようにするしかないのだ。
言葉は悪いが、逃げるしか方法は見あたらない。
自分の精神状態を正常に保つためには、そのようなことしか見あたらないのは残念ではある。
私ごとだが、長男の嫁の両親の遺体はまだ見つからない。
徐々にだが、津波の直前の行動がわかってきたらしい。
津波がくるというので一回は車に乗ったが、忘れ物を取りに家に戻ったらしいと言うのである。
聞くところによると、戻って奇禍にあった方は少なくないという。
体だけでもと逃げたものは助かり、他のことを考えてしまったのは助からない。
ひたすら逃げるしかなかった状況だったのだ。
彼らが住んでいた陸前高田市は、湾の奥まったところである。
通常なら、外海が荒れていても湾内は比較的静かなものだ。
そばを流れる気仙川の底が見えるくらいの引き潮だったという。
気仙川にしても結構な大河である。
相当量の流水がある。
それが引いてしまうなどと言うのは、尋常ではないことだ。
あり得ない。
そのあり得ないことが起きたのだから、次にくる津波はどれほどのものかという判断はあっただろう。
言葉を並べても空しいだけではある。
言葉を並べなければカタルシスは起きてこない。
空しいことだが、言葉を連ねることで、悲しみを少しずつでも受け入れていけると思うのだ。
今日は、もっとも被害が大きかっただろう、仙台港付近を見てこようと思う。




























中間の6人だけしか亡くならなかったという塩竃にしてもとてつもない惨状で、ただただ唖然とするしかありませんでした。
最初に松島に入りました。
あの美しい松島が、汚泥の臭うゴミの中にあります。
ざっと見渡すところ、松島の湾内に浮かぶ島々はいつもと変わりなく、しかし、ところどころは、そげ落ちたような肌をさらして、痛々しいほどであることに気づかされます。
年間に数百万人を呼んでいた観光地の見るも無惨な風景には、宮城県人として悲しみを感じるしかありませんでした。
塩竃のヨットハーバーには目をつけていたクルーザーがあったのですが、軒並み被害になったと見えて、近くまで入ることもできなかったので、遠目で見ると船体が折れているようにも思いました。
3月10日の塩竃祭りの二艘の竜船の一方は陸地にまで押し上げられて、至る所が壊れています。
もう一方が寄り添うように係留してあったのは、つがいの動物が一方の亡骸に佇んでいるようでもありました。
多賀城市も仙台湾近くは、まだ信号も復旧していない状態で、警察官が交通整理をしていました。
同じような立地条件なのに、所々に被害が見あたらない建物があって、数軒隣は建物が半壊しているような不思議なものでした。
仙台湾は流してみただけでも2000台くらいの乗用車が至る所にぶつかって大破しているので、3万台以上のスクラップ工場を何度も見ている自分の目からは、そこが人間の営みがあった場所とは到底思えません。
仙台港アウトレットモール付近も同じでした。
午後3時前後と言えば、アウトレットモールとしては営業の真っ直中だった時間帯で、その時間に子供連れやペアで訪れていた方々が非常に多かったはずで、車の惨状からは、彼らが助かっただろうとは思えなかったです。
ただし、モールの二階部分に逃げた人は間違いなく助かったはずで、それが救いでした。
どうか天から日本を助け守る御霊たなられますように。・†☆ 。・:*:・
るもりゅうさん気をつけて!!!
・・・と言いつつなんとなくるもりゅうさんは
何か聖なる存在に守られているような気がするのできっと大丈夫ですね(*´ω`*)
震災後連日パソコンをしていたせいか
頚椎の持病が下り坂になりかかっているので
コメントは控えようと思いつつついまた書いてしまった~~~
悲しみを多く経験した者ほど
上手なやり過ごす術を覚えると言いますが、
それが人が生きていける所以なのでしょうね。
もしも全ての悲しみを真正面から受け
やり過ごす術も耐性も持たず
何年経とうとも全く薄れることがないとしたら
きっと人は生きていけない。
場所によっては20メートルをはるかに超えていたとも。
持ち物を選んでる余裕なんてないでしょうね。
でも、今頃そんなことを言ってもどうにもならない……辛いですね。
仙台に行かれるのですか?気をつけてくださいね。