地球という星に生命が誕生したのは偶然だったのか、必然だったのか。
大震災が起きてからというもの、若干哲学めいたことを考える。
多くの方が言っていることだが、下手な戦争顔負けの大惨事である。
神がなさることであるなら、それほどの罪を人類が犯したのか？
エリ、エリ、ラマ、サパクタニ、だったろうか？
我が神、我が神、どうして私を見捨てたもうや、である。

恐怖によって人心を神のもとへ惹きつけようなどと言うのは、今となってはイカサマな似非宗教家のすることで、この大災害が起きてというもの、スピーカーで「神はあなたの為にと」騒いで歩いている連中がいて、非常に残念に思っている。
永遠の命などひとまずおいて、この局面を打開するのに必死なのだ。
お茶飲み話が聞けるくらいに暇になったら相手をしてやらないわけでもない。
ああ、その時はかわいい女の子を連れておいで。
話の接ぎ穂がなくなりそうなときに眺めに耐えられるくらいの女がいいな。
おいしい料理でも持ってきて、神の御業を話題に、ベッドでおしゃべりを聞いてあげましょう。

地震がえっちらおっちらリズムをとらせてくれるのってか？
たまに考える、破壊からこそリーダーが、あるいは泥の中から造形されてくるのが次世代を作る生物だとでも言うんだろうか?
もし、いまこの時を逃したら、地球という星の命が消えるとでも言うのか？
地球の断末魔ののたうちまわる、そのあがきが大震災であると？

そう、人類はもういいんだ。
このへんで役目を終えてもしょうがないさ。
いままさに神のようなレベルの技術に入ってきている。
神にしか許されぬことをやろうとしている。
だって、命を作り出したり、地球上になかった元素を作って、それを利用しようなどと、おごり以外の何者でもないというなら、そうかもしれない。
だが、だからこそ地球のベストパートナーが人類だったはずだ。
もうしばらくは、様子を見ようじゃないか？