Nicotto Town


るもりゅう の 大好きな 仲間たち


被災地に思う


陸前高田市に限らず、三陸沿岸は一様に何度も津波の被害を受けてきた地域である。
津波に対しての備えは、それぞれの地域で行っていた。
防潮堤、防災林、あらゆる手立てを講じていた。
防備ができてくるとともに高地からだんだんと海に向かって生活圏が下がっていったのだと古老は言う。

日本は谷の国である。
縄文時代を例に取るまでもなく、川沿いや海沿いに生活の跡が残っていて、山を生活圏とする文化は殆ど無い。
民俗学の、叙情的な旗手であった柳田国男とは異なる写実的な旗手と言えるのは宮本常一だが、漁村や山村を舞台とした多くの調査記録を残していて、今回の被災に対する一連の回答があるとするなら、おそらくその中にしかありえない。
しかしながら、彼の業績に立ち返って何かを見出そうとしている気配はまったく感じられない。
そもそもそれらを知っている研究者に論を求めるマスコミや政府は居るのだろうか。
都市工学を基礎にする危うさは、今回の結果になった。
再度、歴史的な生活に、記録に、次の世代を回復する糸口を見出して欲しいと願う。

防災が備わってきたと錯覚して、海の近くに居を構える事になった。
流通の基盤が海にあるのは、古今東西同様である。
文化という視点で考えても、海を持っている国はその恩恵に属してきた。
日本が世界有数の成長を遂げたのは、海に由来することに間違いはない。
しかし、程々の距離を忘れて海に近づいてはならなかった。
原発もしかり、都市の構造もしかりだと思えてならない。

陸前高田市に行ってつくづくと思うことは自衛隊の存在のありがたかったことだ。
彼らは黙々と大地に接していて、作業を淡々と進めていた。
警察のような一種の権力を傘にきた横柄さとでもいうようなものは全く無く、いかにも謙虚に行動していた。
駐屯したテント群も非常に整然と並べられていて、しかも存在を主張していない。

警察が批判めいた対象だというのではない。
このような被災の現状では、検問の数がまだ足りないほどだ。
多くの県から派遣された警察は、それぞれ担当地区が定まって、自衛隊との役割分担もうまくいっていると思えた。
むしろ、県警と警視庁といった同じ警察官での分担がどうなのかとふと感じるものがあったことは否めない。

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2011/04/28 19:29
横穴式住協で快適文化生活?
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2011/04/28 18:42
でも、発電機あるけど(笑)
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2011/04/28 09:18
きっと横穴式住居に、狩猟採集で生活できる地域かもしれない。
羨ましいなあ…
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2011/04/28 08:51
全然関係ないが、うちの実家(宮城の山の中)では縄文時代の生活をしている。
簡単に言うと自給自足と物々交換だ。いなかもんってすげー(をぃをぃ
どうでも良いけど、あそこはまだガスも水道も電気も復旧してないんだけどー
どうなってるんだばかやろう。

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2011/04/27 23:05
自分が生死の境を歩いたことがあるので、このような被災した若い方々がどれほどの精神的なショックを受けているのか、実感として想像できます。
経験によって強く生きることができるかどうかは本人次第でしかありませんが、価値観が変わることだけは間違いがないでしょうね。
自衛隊などに入って頑張ろうという方も増えてくれるのはありがたいですが、そのためにも自衛隊の位置づけをはっきりして欲しいところです。

ほどほどの距離感は、いつしか適当な距離感になって緩んでしまうのでしょう。
技術が優先して進むことで加速されていると私も思います。
都内の高層ビルに我が家の長男も勤務しているので、心配で仕方がありませんが、親の心配よりも仕事優先になりますからどうにもなりませんね。

このような大惨事は、できるだけ直視すること、それを伝えること、それらを忘れてはならないと思います。
学習し、改善して生きるべきですから、そのために精一杯見てまわろうと思っています。
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2011/04/27 21:35
奇しくも夕方のニュースで、長年漁師生活を送っていた方々数人が、
住むところも仕事の道具もすべて無くなってしまったので、
自然に立ち向かって暮らすようなことはもうすっぱり止めて、子供たち、孫たちのためにも、
これからは山で暮らすことにしましたという話を紹介していました。
最初は少ない人数からでも、なんとか頑張って町づくりをしていきますから、
いつになるか、それまで見守っていてくださいと。
感慨深い思いがしました。
すべてを失っても命があれば行動しなければ生きていけないということに加えて、
後世に伝えるために生きることの大切さ。

いったんほどほどという距離を越えてしまうと、加速度がついてしまうのでしょうか。
都市部の巨大高層ビルにしても、高さを競い合うかのごとくで空恐ろしくなります。
東京湾エリアにも高層ビル、高層マンションは林立しているし。
そういう場を職住の場としている人々も覚悟がいるだろうと思います。
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2011/04/27 20:08
今回の地震による津波は、想像を超えるものだった。

本当の所はわかりませんが、自衛隊への入隊を希望する人が増えたと聞きました。

また、親に苦労をかけ続けていた人が、復興のために何か出来ないか・・・と
心を入れ替えたボランティアを始めたとも聞きました。

自分に出来ることから、自分でも役に立つことからですね。



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