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蜘蛛の糸


芥川龍之介の「蜘蛛の糸」は、中学生以上であれば誰でも知っているほどの名作である。
短い文章の中に、なるほどと思わせるような示唆に富んだ事例がサラリと表現されて、天性の才能を見せてくれる。
そう、実に示唆に富んでいると私は思うのだ。

登場人物は、釈迦と大泥棒「かん(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)陀多」だ。
釈迦については、その性格描写は不要である。
日本人であれば既知の存在であって、共通イメージが完成されているためだ。
大泥棒である「かんだた」の性格描写だけを行えば良い。
このような構成の旨さは、芥川の天性のものと言える。

「かんだた」は極悪非道の大泥棒であったが、たったひとつ良いことをした。
道端を這う蜘蛛を、その生命が可哀想だと思って、踏み潰すことをとどまったというのである。
釈迦はそれに免じて、「かんだた」を地獄から救ってやろうと、天国から蜘蛛の糸を垂らすのだった。
「かんだた」は天上から降りてきた蜘蛛の糸にしがみついて夢中で上るのだったが、疲れた下を見ると大勢の人間が自分と同じように蜘蛛の糸を伝って上ってくるのを見るのである。
糸が切れることを恐れて、この糸は俺のものだ、降りろと叫んでしまったのである。
糸は途中できれ、それを見ていた釈迦は悲しそうに、再び散歩に戻ったというのである。

様々な感想はあるだろう。
目を転ずれば、大震災から2ヶ月経った。
遺棄された大泥棒よろしく、地獄であがき続けている庶民の姿がある。
誰が庶民を遺棄したのかというのは不問にする。
蜘蛛の糸のような、かすかなせめてもの希望とでも思えるような救いに直結するものもない。

#日記広場:日記

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2011/05/14 16:21
小説が時代観によって大きく影響を受けると捉え方ももちろん変わることでしょう。
いまという時代が、「蜘蛛の糸」を受け入れるには、少々進みすぎたのでしょうか。
名作として存在し続けられる小説かどうかを疑問に感じてしまいそうです。
芥川の小説の多くは説話集などから題材を得たことが分かっていて、これもおそらくそうではないかと思います。

明治という時代は、それまでの国家の有り様を根底から変えて、近代化へひた走った時代でした。
このために神仏混淆であった日本人の宗教観が整理されないでいたところで書かれた小説なので、仏教の哲学的な思考に中途半端な踏み入り方をしたとも言えます。
仏教は殺傷を禁じていますから、この場合に慈悲をどう捉えるべきなのかと言う点で、もうすこしの踏み込みを考えてみます。

仏教の根幹の思想にあるものは六道輪廻(りくどうりんね)で、従ってかんだたのような悪人であっても、心の持ちようで救いがあると考えるわけです。
その慈悲が自らをも救うし、あるいは餓鬼道に落ちる境界ともなる。
これは必ずしも釈迦の心によって決定されるのではなく、万物一理の普遍的なルールなのだというところにもどって行く。
芥川がそこまで仏教について理解していたとは思いませんが、考え方としては、地獄にも極楽にもなる六道にあって、がんだたは自爆したのだと読み直せるのではないかと思います。

で、自分だったら何事につけても面倒なので、蜘蛛の糸が垂れていても、「今日は蜘蛛がいる」と思うだけだろうと思いました。(爆)

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2011/05/14 14:54
蜘蛛の糸読んで思ったのは必死に助かろうとした
ちっぽけな人間、かんだたに対して「こいつ自己中wやっぱやーめた」って
糸切っちゃう意地悪なお釈迦様の入る「天国」ってそんなにいいところなのかしら・・・?と。
お釈迦様がかんだただったら蜘蛛踏み潰してるんじゃないの~?と思いました(笑)

ちなみに一度死んで地獄を見てきた友人曰く
「地獄も楽しもうと思えば楽しめる
怖いと思えば怖くなる
あの世もこっちと一緒」だそうです( ̄∀ ̄)
オカルトホラー大好きだったその友人は
おどろおどろさした地獄で”ヤベー!まじ楽しいー!”って喜んでたら
うるさすぎたのか戻ってきたそうです(´゚ω゚):;*.':;ブッ
きっとその友人は地獄の存在を信じていたからそこに行ったんじゃないかとわたしは思ってます~!
人は死後信じた場所に行くというから・・・

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2011/05/14 13:33
芥川特有の仏教観でしょう。
悟りを得るには、悩みの世界からの解脱と言いますから、そもそも悩まないことが解脱だとすると、街を闊歩している方々に当てはまりそうで…

菅直人総理の感覚があまりに被災者と乖離してしまっていて、別の国のことだと思っているのではないかとさえ感じます。
リコールとクーデターではクーデターのほうが現実的なのが辛いところです。
20名いれば国家を制圧できそうな国ってなんなのでしょうね。
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2011/05/14 13:14
考えされる短編ですよね。このお釈迦様がお釈迦様の本当の姿なら
ますます考えさせれます。悟りとは・・・
私がお釈迦様なら蜘蛛の糸など垂らさず助けちゃいますけどね~悟りから程遠いのかなw

災害から二ヶ月以上経つのに未だに不便な暮らしされてる方々・・・
遅い遅すぎます!現政府の対応に腹が立って腹が立ってなりません。

毎晩、超高級料理店で晩飯食ってる総理。被災地に視察行った後でよく食えるなと思います。

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2011/05/13 23:50
そんなこととは、お釈迦様でも気がつくめぇ。

きまぐれかな?
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2011/05/13 23:21
お釈迦様の気まぐれのような気もするけど。。。
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2011/05/13 12:43
正直なところ、お釈迦様はなんと無慈悲なことをするんだろうと思った。
希望を与えて、それを断念させるなんて…と。
受け取り方は、それぞれだけどね。
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2011/05/13 12:19
あの本読んだ時にさー細くて切れそうな蜘蛛の糸を伝っているなら大声で叫んだら切れそうじゃん。
自分だったら、切れる前に速攻で登り切ってしまおうと静かに超急ぐと思う。
わざわざ振り返って大声出して身体が揺れるような事をする奴はばかだと。。。
読書感想文に書いたら怒られた。なんでや。ふざけるな。感想なんだから良いじゃん・正直者なんだ。



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