読書ノート／魔王とひとつぶの涙
- カテゴリ：小説/詩
- 2011/06/16 14:18:59
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読書ノート
魔法の国ザンスシリーズ
「魔王とひとつぶの涙」ザンス20巻
「アイダ王女の小さな月」ザンス21巻
著 ピアズ・アンソニィ
大人の読む現代ファンタジーの金字塔。
と、
勝手に決め付けますが、
毎回楽しいザンスの20.21巻が
図書館で借りられましたので^^
楽しませていただきました。
全く知らない方に申し上げると、
どの辺が大人の読む…かというと…
言葉遊びがウィットに富んでいるのです
これは、B'zの稲葉さんの歌詞が好きな人等には
堪らん愉しみです。
道端にパイの木が生えていたり、
荒野にお茶の水溜りがあったりする
恵豊かなザンス
しかし、よく確かめて飲まないと、
カラミ・ティー=災厄を呼ぶお茶
の水溜りが混ざってたりv
登場人物やモノの名前に
散りばめられた言葉遊びには
毎回ニヤリ。とさせられます。
「魔王…」はこのザンスの世界の秘された主？
魔王ザンスが魔王仲間との賭けを始めるところから始まり…
と。
後はネタバレ注意報に触れるので伏せますが、
なんというか、
ザンスの興味深いところは、
努力なしで何かを得ても、ズルで手に入れたが故の
ツケを払わねばならないというところです。
突然素晴らしい美女になったとしても、
美女として相応しいふるまいは勝手には身に付かない。
浮ついた気分で
頓珍漢な事をして、恥をかいたり
好意を持っている相手に恥をかかせて
自己嫌悪に陥ったり。
素晴らしい知性を手に入れた筈が、
それを生かせるだけの機転は本人の努力次第
ブサイクで正確も悪く愚かだったヒロインが、
魔法の力で、
美しく賢く正確も良い上に健康な女性に変身!!
しちゃったのには、
いいなぁ。と思わず羨んでしまいましたが
やはーり物事はそうは簡単には運ばないのでしたw
「アイダ…」
アイダ王女には頭の周りをくるくる回る衛星がある。
というだけで尋常じゃないんですがwww
その衛星には…
というわけで
今回は、
その謎の衛星プテロの謎が解き明かされる
物語でした。
しかし。
山積みにされる問題と危機
解決する為に手繰る手掛かりの糸の
絡まり具合w
散々翻弄されてヨロヨロよろめいた挙句に
たどり着くのは…
面白かったです^^
読後感
★★★★☆
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良太郎の星の数は、
星５…凄く面白かった+感動した。
星４…凄く面白かった
星３…面白かった
星２…面白かった気がする。
星１…時間つぶしになった。
星０…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
あくまでも個人的な嗜好で決めてます。
