読書ノート/料理教室の探偵たち
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/07/01 15:45:53
読書ノート
「料理教室の探偵たち」
著 J.B.スタンリー
アメリカの片田舎の町で
ちょっぴり(アメリカンサイズ)
太り過ぎちゃった
五人が、
人生をもう一度取り戻す為に
皆で支えあってダイエットに取り組みましょう!!!
と、
結成したダイエットクラブ。
自戒の意味を込めてその名も
「デブ・ファイブ」
この四人が、
断ち切りがたい食欲と戦いながらも、
ダイエットを続けながら
家庭の問題、
恋愛問題、
そして
小さく平和な街には不似合いな
殺人事件を
解決していく
楽しい※コージーミステリーです。
シリーズ3冊目。
図書館で借りている関係で、
2巻とは巡り会えていないのですが
先日偶然この続巻と巡り会えたので、
借りてみました^^
さて。
語り手のジェイムズは
一巻でルーシーというダイエット仲間兼恋人を
ゲットしたのですが…。
今回…二人の関係に重大な変化が。
個人的な好みで言うと、
恋愛問題でゴタゴタする物語はあまり好きでは無いのですが、
今回の成り行きは
難しいけどよくある事で、
しょうがないといえばしょうがないかなぁ。。。と
納得できたのと…
マーフィーが好印象なので、
まあ良いかー。と…
思えたのですが…
ただ、
まだまだ流動的な匂いが
ぷんぷんする終り方だったので…
何時までも
あっちにフラフラこっちにフラフラみたいな
だらしない事はして欲しくないなぁ。
と…。
私はコージーミステリーには
読後感の良さを求めてます。
燃え上がる情熱やそれが故の苦しみは
ノーサンキューです。
そんなん見たかったら昼メロ見るっつーの。
元夫と新しい恋人の間でフラフラするヒロインが
嫌で読まなくなった
コージーミステリーもあるので
(ここは凄かった…
元ジャンキーで女癖が悪いが極めてセクシーな元旦那と
ハンサムで誠実だが堅すぎる?な刑事さんとの間で
フラフラするヒロインってだけでも苛ッとしたのに…
娘は不倫…ミステリーパートよりもドロドロパートがデカ過ぎた)
今回はそうはなって欲しくないなぁ。
さて。
最後に不満が一つ。
せっかく色々料理のレシピを書いてくれてるのに…
アメリカ人ってのはよぅ。。。と
思ってしまうのが…
チキンのエンチラーダ
作中で凄く美味しい!!って書いてあるので、
どんな料理なのかな…と思ってレシピを見たら…
「市販のエンチラーダソースを使ってください。」
待たんかい!!!!!
そのエンチラーダソースってのをどう作るのかを書けよ!!!!!
とイラッ。
せめてそのソースには何を使うのかだけでも書いてくれ!!!!
何処の国にも
昔かたぎのイチから自分で作り出す
料理自慢の奥様は絶対にいる筈。
決して
映画やドラマに出てくる様な
レンジディッシュとか、
市販の冷凍パンケーキをレンジでチン♪
ホイップクリームを飾って
朝ごはん。
みたいなのばっかりじゃないと信じたいのですが…
こーいう記述が平気で出てくると…
たとえミステリーに付属しているレシピであっても
レシピと名が付くからには…
もーちょっとなんとかならんのかい!!!
本国では苦情は上がらんのかいっ!!!!と
思ってしまいます。。。
という訳で…
面白かったんだけど…
読んでいると、その辺凄く気になって…
気が散って仕方なかったので
その分☆を削って
★★☆☆☆
良太郎の星の数は、
星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
あくまでも個人的な嗜好で決めてます。
(※コージーミステリーとは…ハードボイルドのニヒルでクールなイメージに対し、「地域社会が親密である」「居心地が良い」といった意味を持つ「コージー(cozy)」を使用し、日常的な場面でのミステリーであることを示す。代表的な作品としてはアガサ・クリスティのミス・マープルシリーズなど。←ウィキペディアよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA)