逆わらしべ長者
- カテゴリ:日記
- 2011/08/20 10:54:55
わらしべ長者というおとぎ話は、ど貧乏な男が観音様に一心に願い、その加護で,拾った一本のわらしべが次々とよりよいものに取り替えられていき,ついには立派なお屋敷までゲットするという,あくせく働いても貧乏になるばかりの庶民には,ねたましいようなお話。
我が家にはこの逆バージョンがいる、息子3である。彼は高校を卒業する頃、車の免許を取りに行った。これは我が家の教育方針が,普通自動車免許まで含んでいたので,親の財布からだ。
車と,二輪といっぺんにとりたい,安くもなると言うから、車より少し多めのお金を渡した。だがとったのは2輪だけ,残ったお金で,先輩?から古い二輪を買ってきた。(バカタレ・・・)
当然のようにこの2輪、整備してもすぐエンストする上に,慣れない運転で何度か倒してもっと状態が悪くなり,部品はないしどうにも危なっかしい乗り物。
そのときにバイク屋でアメリカンのけっこう程度の良いのを46万でみつけ、これが欲しいという。ライダーの義妹に相談してみたら、あれはあまり速くはないけれど安定が良くて転けないというので、入った専門の通学用に買わせた。
しばらくしたら、そのアメリカンバイクは90CCのスクーターになっていた。まあ通学には十分だから,気をつけて乗れよと言っておいた。
次にあったら,妙に古い黒いバイクに乗ってきた。90CCと、お金をいくらかとで、また別の先輩と取り替えっこしたらしい。「名義はちゃんと変更しろ」と言っておいた。
その次に電話が来た。バイクは事故って廃車。適当な示談で,バイクは壊れ損、本人通院中。学生だから,警察に親に言うようにと言われたらしい。怪我はたいしたことなかったが、通学日数が足りなくなって専門は留年が決まり,結局一年分の学費を払って1学期で中退。
最近は自転車(それもママチャリ)に乗っていたのだが、「おかん、チャリ盗まれた~」とメールが来た。
「歩きなさい」と返事を打った。
笑うしかない
経験をつんで 大人になっていくのね
ちゃらい息子を持つと親は苦労します。事故の電話でびっくりして新幹線でとんでいったら、息子2は金のわっかのピアスをつけたちょっとしたイケメン(出ている肩ははだか)と同じ布団で爆睡していました。返事がないから慌てて合い鍵つかったのですが。びっくりして起き上がるイケメンくんに思わず「パ,パンツはいてるか?」と聞いてしまった。恋人ではなくただの友人と知ってほっとしましたよ。
若いうちの 良い経験だね♪