Nicotto Town



読書ノート/オサキ江戸へ 高橋由太


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読書ノート

「オサキ江戸へ」 

著 高橋由太

 
えー・・・・
このミステリーがすごい大賞を貰ってると言う事と、
「しゃばけ」シリーズにはまってるもんで、
同じく江戸時代、
同じくもののけが出る作品。と言う事で。
借りてみました。

感想は。。。。
薄い。。。。
なんと言うか。
キレイ過ぎてサラサラと清流の流れの如く
手元から流れ出て行ってしまったというか。
後もう少し、
もう少し踏み込んだら好みです。

その方が良いのかどうかは別にして好みです。

シリーズ化されてるみたいなので、
読みすすめていけばそのうちに色々、
主人公の人格に深みが出てきて
より魅力的になるのかなー?と思いつつ…。
あまりにも毒がなくて、
薄い。

比べるのに出すと剣呑なんですが、
しゃばけの主人公の若旦那は、
決して悪い人間でもあくが強い人間でもないんだけれど、
というより、それこそ善人の鑑みたいな人なんですが、
そんな若旦那にでも、
体の弱い自分への苛立ちとか、
丈夫な人への、
ヘタに扱えば妬みに育ちそうなほどの憧れがあるのですが、
それが故に若旦那は身近なお手本というか、
こんな善人の鑑みたいな若旦那でも色々悩んでいるんだなぁ。
生まれつき心の美しい人なんて居ない。
みんなそうあろうとして、努力して美しい心を持っているのだろう。とか
凡人である部分を読んで安心するというか身近に感じるのですが、
ここの主人公は、
控えめで無欲。
勤め先のお嬢さんに惚れられても気付かない。
自分も憎からず思っているのに、
娘を嫁にやる。と旦那様に言われても、
自分はオサキ憑きだからなぁ。と
乗り気でない。
やり手だと褒められてもうんともすんとも。
じゃあ、ナニが嬉しいんだい?
と思うと、
兄弟同然に生きてきたオサキと
世知辛い世間を食も職も住居も得られて暮らしていけて嬉しい。みたいな。
・・・仏様過ぎて・・・・。
なーんだかうーーーん。。。。。
面白くないわけじゃないんですけど…。

物足りませんでした


★★☆☆☆

*・

良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

あくまでも個人的な嗜好で決めてます。








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