青春
- カテゴリ:日記
- 2011/08/28 10:37:10
青春ってなんだ?
人間を植物に例えて、考えた言葉です。
種がまかれて芽が出て、それが伸びやかに成長する時期を青春という言葉にしたのだと思います。
花が咲き、そのあとには実がなって、一生を終える時期を大人とするなら、花が咲くための準備期間と言い換えても良いでしょう。
青春という時期には、自己の確立ということが行われるのだと思います。
それは、大人として両親から離れて独立した人間として自分があるのだと、そう考えることもあるでしょう。
そのために、家族以外の他の人々にどのように見られているのかという、他人の目を意識することになります。
人間が生きることは段階的な欲求によってあらわされるとしたのは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローです。
人間は絶えず成長する、そのために次のような欲求の五段階があるとマズローは考えました。
· 生理的欲求(physiological need)
· 安全の欲求(safety need)
· 所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
· 承認の欲求(esteem)
· 自己実現の欲求(self actualization)
人眼は誕生したときから生理的欲求を持っています。
次に、行動半径が広がるとともに安全への欲求が起こってきます。
この段階までは幼児であっても大人と何ら変わりのない欲求があると考えられます。
所属と愛の欲求は、人間が社会性を持つ動物である以上、友人関係やなんらかの共通基盤を持つグループに所属していることで、その一員として生活する欲求を持っていると考えたのです。
マズローが考えたかどうかは知りませんが、ここから青春が始まるのではないかと私は思います。
次の承認の欲求は、翻訳している別の言葉に置き換えるなら自我の欲求とも言います。
自分が望むことは何かということを考えたりします。
そして、次に自己実現の欲求に向かっていきます。
自分がどういう人になりたいのかということです。
このような話は少し難しいかもしれません。
でも、青春と言うことを考えたときに知っておいて良いことだと思います。
人間の成長は、それぞれの人によっていろんなケースがあるでしょう。
だから、大きくどのようなことかという分類を行うことが必要なのではないのでしょうか?
では、次にいろんなケースを考えてみます。
ある人はおしゃれに目覚めて、好きなデザインや色などを集めたり組み合わせたりするようになります。
ある人は他人を好きになってその人のことばかりを考えるようになったりします。
初恋はそれ自体が自我の成長の証であると考えられることから、様々な文学に取り上げられました。
ツルゲーネフの「初恋」も島崎藤村の「初恋」もそれらのことを題材にした作品です。
でも、青春が恋だけなどと考えるのは、気が早いようです。
他人に自分がどのように思われているのかと言うことを意識すること。
自分の中にあるいろいろな感情を他の人に上手に伝えようとすること。
このようなことこそが、青春の証明なのだから、例えば同性の友達同士でお互いをいろんな風に考えて友達づきあいをすることも、青春の1ページだろうと思います。
自分のことを言えば、中学時代までには何人かの女性とつきあったりしていました。
それでも、高校二年生くらいになってからつきあった相手が本当の初恋ではなかっただろうかと思っています。
実質5年間つきあって、せいぜい手を握って歩いたくらいでしたが、充分に満足でした。
青春が初恋という部分を通り抜けることだとしても、それは人それぞれの段階があって、自分のことを考えてみると小学校5年生で読んだ恋愛小説以降が青春だったように思います。
ゆっくりと確実に自分を成長させることができれば、それが青春だと考えて良いのではないでしょうか。
青春はその後の成長を予感させられることは要素なのでしょうね。
「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」と云う文章があります。
辛いことや悲しいことがあると、元気づけられるセリフなのですが、
これって、まさしく青春ではないかと思います。
いつでも自分を成長させられたら良いです。
ひとつは、その時のその年齢にあった解答をすること。
今回は、そのような方法をとりませんでした。
だってね、これからたくさんの経験をしてその時々について考えるときに、その時の解答を全部教えられるはずはありませんよね。
だったら、考え方の大きな方向性を教えてあげたほうが、将来は絶対に役に立つと思うのです。
それで、少し難しいと思うけれど、方向が解るだろうという方法にしました。
例えば、大人である私に対しての言葉の使い方と同世代の友達に対しての言葉の使い方を見事に使い分けているほどしっかり者のあなただもの。
理解する能力のない人にそう言うことは言いませんよ。
どんどん成長してすぐに理解できるようになっていくと思いますよ。