読書ノート/僕とおじいちゃんと魔法の塔 1
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/09/06 21:44:54
読書ノート
「僕とおじいちゃんと魔法の塔 1」
著 香月日輪(こうづきひのわ)
児童文学です。
ひっさし振りの大ヒット!!!!
色々難しい問題も扱ってますが、
これは
小学校時代に一度はよんでおきたい一冊。
と
言って良いんじゃないかと!!!!
公明正大な両親と
出来すぎる程に出来すぎた弟と妹と暮らす
主人公龍神(たつみ)
勉強もスポーツも見た目も
並の龍神は、
しかし家族を妬む事もなく、
けれども
心に原因不明のわだかまりを感じつつ
日々を過ごし、
息抜きに独り知らない街を自転車で走る
休日を過ごしていたのですが、
ある日、偶然岬にたたずむ黒い塔を発見し・・・
という訳で
生まれる前に死んだ祖父の立てた塔に
運命に導かれる様にたどり着いた龍神は、
この塔に辿りついた事をきっかけに、
両親の腕の中から
自立し、
自我を確立していく。
という物語です。
その手助けをしてくれるのが、
なんと死んだおじいちゃんの幽霊。
ファンタジーです。
でも。扱ってるテーマはすっごい現代。
例えば、
最近の小学校では運動会の
リレーの順位をつけるのを止めたそうで。
なぜならビリのコが可哀想だから。
虐められたらいけないから。
とかいう
それ、
本当にそれでいいの?
と
良太郎♪なんかも疑問に思う
最近の風潮に物申すエピソードがあったりして、
なかなかにハードです。
優しくも厳しい爺ちゃんに守られた
桃源郷の様な塔で
成長していく少年。
という訳で・・・
扱われているテーマが
なかなかに生臭かったりもするのですが、
凄く面白かったです。
ただ今2巻をひもとき中
1巻で12歳にして家を出て、
おじいちゃんの幽霊と暮らし始めた主人公が
高校合格のシーンから始まってます。
どんな物語が始まるのか愉しみです^^
★★★★★
良太郎の星の数は、
星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
あくまでも個人的な嗜好で決めてます。
。
いつもありがとうございます^^
ただ今、3巻まで読み終わりましたが、
龍神の名の秘密はチラリズムなカンジに、
なんかあるかもよ?とチラチラ匂わせてくれてますが、
今の所はまだ内緒vな様です^^
2巻・3巻は、登場人物が増えてくるのですが、これがなかなかw
こうきたか!!!
みたいな?
ネタバレするのが勿体無い作品なので、
詳しくは語れませんが、
絶世の美少年とか美少女とかが
出てきます。
萌え~とか言っちゃって現代的www
しかし、物語の根底に流れる、
子供達への
親や世の風潮にただ漫然と流されずに
自分自身の目で見て、
自分自身の頭で考えろ。
というあたりは変わってない処が変わってないなぁ。。と^^
続巻が愉しみです^^
たつみ の字が りゅうじん と読めるのは、意味がないのでしょうか。
面白そうな、気がします。