離島探検隊
- カテゴリ:日記
- 2011/09/17 08:27:14
私が若くて働いていた頃のこと。職場の隣の席に、冒険好きの男性(既婚者)がいた。田舎の、船便もあまりないような離島へ行くのが面白いという。前回いったという島根県の離島の写真を見せて、次回一緒に行こうと誘ってくれた。
目的地は唐津の沖にある馬渡島(まだらじまだったか・・・)
数日後掲示板に『離島探検隊隊員募集』の貼り紙が出た。
応募してきた隊員は、独身で暇なお局様が二人、冒険にあこがれる中年係長クラスが3人、隣の席でつきあいの良い?私。隊長。最初から波乱を予想させるメンバーではあった。
無事に島にたどり着き民宿に落ち着いたまでは良かった。が、おいしい魚を食べたいお局様達は、煮物、唐揚げ、味噌汁と、民宿で出る魚が全部「アラカブ」(メバルやオコゼみたいな魚)だったので不満爆発。
平和な島で何の『冒険』もできない中年組は途中で帰るのや、黙り込んでテレビワッチにはまるのや分解状態。帰りの船で、隊長は遠い目で海を見ていた。
帰って掲示板に律儀な隊長が『馬渡島探検隊報告書』を張り出した。めげない人なので、明るいタッチで書いてはあったが実情を知る私は隊長を少し気の毒だなぁと思った。計画も手配も全部丸投げで文句を言うのは間違ってると思うから。
しばらくして、また通りがかりに掲示板を見たら、誰かが『馬』と『渡』の間に『鹿』を書き足していた。翌年、探検隊の募集はなかった。
こまったちゃんだな^^;
旅行の楽しさは 自分で広げないとねww
すべて 幹事任せじゃ
駄目ですよねww