歌詠みの心
- カテゴリ:日記
- 2011/11/03 12:43:47
昔、国語の授業で、先生がたぶん藤原定家(確かではない)の日記の話をした。有名な歌人である彼が、息子と、納戸みたいな所で捜し物。実際は家人が灯りを持って探すのを見てるだけ・・・
息子が、灯りが揺らぐのを見て、「窓から風が吹き込んでいるよ、灯りが消えはしないか、障子を閉めなさい」といったのを「なんという言い方をするのだ!」と叱ったという話。
歌人ならそこは「窓から風がふきこんでいるねぇ」とだけ言うべきなんだと先生は言った。私は、納得がいかなかったので記憶に残っているのだろう。
「窓から風が、」だけなら「おっさん、寒いのか?」と思いはしないか。「障子を閉めなさい」といきなり言われたら「なんで?」と思うだろう。
風が吹き込んでいるという事実、灯りが消える可能性、それに対処する障子を閉める行為、隙のない立派な指示だと私は思った。と同時に、『歌詠み』みたいな、まだるっこしい言い方をする男とは結婚しないぞとも思った。
まろ顔の男に、「察してちゃん」などされてはたまらない・・・だのに現実は私のダンナはかなりの『歌詠み』タイプなのだ。
「のんのちゃん、三時だねぇ」『あ、コーヒーとおやつか・・・』一度「そうだね、三時だね」とだけ応えて澄ましていたらどうするのだろう。やってみたいような、かわいそうなような・・・
だって「コーヒーいれて!」などと言われたら「はぁ!?」と言いかねない私だと彼はよくわかっているから(^^)
コーヒー 入れてあげて♪
歌詠みの私でも分かりません(苦笑)
家の主人は、言う時ははっきり長く
説明してくれるので分かり易いです☆
但し、普段は余り話をしません(爆)