冥界の井戸
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2012/05/07 20:25:03
5/5の土曜日、京都は東山にある「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」に行って来ました。
ここは京都人なら誰しも知っているお寺で、毎年7月中旬に行われる「六道参り」で有名です。
で、このお寺で井戸が発見されたのですが、実は冥界へ通じる井戸だったんです!!
って言っても、あくまで伝説のお話。実際は水管が地下10m程まで伸びていて、底に水が溜まっている状態でした。
この伝説は、百人一首にも掲載されている「小野篁(おののたかむら)」という人が、今でいう官僚をしていた時代、正義のヒーローとして噂されたものです。今の官僚と違い、正義感に溢れ、曲がった事は大嫌いと言う人物で、かつ頭も良かったそうです。で、昼間は官僚の仕事を行い、夜は冥界に行って、閻魔大王の補佐をしているんではないか?と噂されるようになったそうです。
で、その冥界へ行く井戸は前々からあったのですが、言い伝えでは冥界より帰ってくる井戸も有るはずなのに、境内には存在しなかったそうなんです。研究者の話では、嵯峨野(京都の西側)に抜け穴らしき井戸があるとの事だったんですが・・・。
ところが昨年、お寺の裏側で開発のため工事をしていたら、偶然にもそれらしき物が発見されたそうなんです。で、調べてみると、どうやら井戸の跡だったみたいで・・・。
今回はその発見もふまえて、双方の井戸を特別に一般公開されました。この後、いつこういう機会があるか分からないのでラッキーだったと思います。
最初から偽物ってわかってるお化け屋敷とかはいいんですけど、墓地とか怪談は。。。夜怖いですw