墓参り
- カテゴリ:日記
- 2012/08/05 06:51:09
明日出かけるから、忘れ物が無いようにしなければ。盆の習慣は地方でいろいろ、広島では墓地に日付と名前を書いた木の札を置いてくる。
もともとは安芸門徒といわれる浄土真宗の土着派?の習慣で、竹にカラフルな和紙を張って切り紙細工を飾り付けた「燈篭」というものを供える。六角錐を逆さにつけたような頭の部分には名前を書くので、誰が持ってきたかすぐわかる。長い竹の部分を、墓の周りの土にさすようになっている。
新しい死者には白い紙で作られるそれが、墓地いっぱいに広がる光景は、両親とも東海地方出身の私の目には異様に映った。盆のあとで、それらを燃やしたり捨てたりするのが大変だということから、最近は卒塔婆と呼ばれる30センチくらいの木の札になったのだが、また燈篭復活の気配があるらしい。
燈篭は、正直言って、手作りだからそれなりに高価である。しかも場所をとる。墓地5箇所、墓10個をまわるとするとまず車には収まらないからそれが困る。一本ずつ担いでのんびり歩いて回る時代の遺物だよ・・・
そして卒塔婆も時期のものなので、この時期に広島近辺に行かないと買えない。本音は来年用に必要数買って保管しておきたいのだが、だんながうんと言わない。業者は売れ残りをそうしてるとおもうのだがなぁ・・・不信心な考えになるのだろうな。
竹にしろ木にしろ、あとはゴミにしかならないのだから、紙にすれば良いのになぁと思う。回収して再生パルプにして、また卒塔婆にすればすごくエコ!だいたい燈篭乱立の墓地、もし釈迦がタイムマシンに乗ってきてこれを見たら「へ?なんやこれ?!」と叫ぶこと、必定。
実は、こういう不信心者が、なんと「長男の嫁」で、しかも姑は熱心な檀家で仏教婦人会会員ときているから、盆の墓参りは憂鬱なのだ。苦行僧の気分だぃ。
ただ父と昔お世話になった方のお墓が東京の東と西にそれぞれあるので、
一日で廻ろうとするとちょっと大変ですが^^;
信心というよりも、故人を忘れないようにっていう感じで行ってますね~。
修行、頑張ってくださいね^^。