読書ノート「セドナ、鎮まりてあれかし」泉和良著
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/08/08 11:45:39
読書ノート
「セドナ、鎮まりてあれかし」
著 泉 和良
泣ける話というのが良太郎♪は苦手です。
良い話だろうが、
なんだろうが、
できれば読みたくないです。
楽しいエンターテインメント物を、
娯楽として気軽に読みたい。
と。
思っているのにも関らず。
注意深く涙無しではだの、
心震える…だのの宣伝文句が付いたものを、
ホラー小説をよけるのと同じ様に、
よけてきたのに。
ううう。
良い話でした。
くそう。
まんまと泣かされてしまいました。
戦死した人を英霊と呼ぶ。
というのは、
この国では政治的に、
かなり微妙な事なのですが、
SFで、
遠い星の架空の戦争の物語である事で、
許していただきたいと思いたい。
物語は、傷痍軍人である、
尾野碁呂(おのごろ)空曹(=ゴロ)が、
セドナに降り立つところから始まります。
あらすじ
脳に受けた怪我の為に、
子供の様にしか離せないゴロは、
戦略ナノマシンによって汚染された惑星セドナの
駐屯基地にいわば閑職を与えられて降り立ち、
上司であるイーイーと、イーイーのアンドロイド、クイミクと共に、
先の大戦で亡くなった人の骨を
掘り返し、骨壷に治めていく仕事を始める。
ザックリいうと、そういうところから始まったゴロの生活を
描いた物語なんですが。
俊英作家の癒しと再生の物語。
と裏表紙にあったこの言葉が、
泣かせる予感を連れてこなかったのか。と
自分の鈍さを責めつつ、
良い話だったなぁ。と
鼻水啜りながら余韻を楽しんでいます。
★★★★★
・*・*・*・*・*・
良太郎の星の数は、
星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。
コメントありがとう^^
こちらこそ、おかげさまでガッツリ楽しませていただき、ありがとうございました^^
なんというか、こころがほっこりするというか
人のひたむきな想いが起こす奇蹟というか。
良いお話でしたー^^
先日からありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
ステキのお届けです(^∇^)