Nicotto Town



読書中ノート/ルーンの杖秘録/M・ムアコック


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読書ノート

「ルーンの杖秘録1~3」
「額の宝石」
「赤い護符」
「夜明けの剣」
「杖の秘密

 
 マイケル・ムアコック

図書館の本です。

ただ今、四冊目「杖の秘密」を読書中…

ケルン大公の跡取りホークムーンが、
ヨーロッパ統一を企む暗黒帝国に囚われ、
額に「俺達に逆らったら、その宝石が脳味噌食っちゃうからね!」
という呪いの宝石?を取り付けられて、
抵抗勢力の城に潜入…というお話。

一巻「額の宝石」

なんなんだろうなぁ。
これ、凄く表紙のイラストが美しかったのです。
物凄く美麗。
にもかかわらず食指が動かなかったんですが…
だがしかし、
好きな作家さんは読み尽くしてしまってるか貸し出し中で…
他に借りるものもなく。

借りてみたのですが・・・

あー。えーとですね。
何でもこのシリーズって、一冊三日くらいで書き上げられているらしいんですね。
ネームっていうか、
物語の骨子を練り上げてから、
書き始める訳ですが、
書き始めたら三日くらいでガーッと書いちゃったらしい。
あとがきで訳者の方他のご紹介でありました。
後。
この作品はもーの凄い昔の作品でして…
所謂…ヒロイックファンタジーの走り?
的なものらしいです。

と。
色々言い訳をして自分を納得させようと試みねばならん。
そういう読後感です。

なんだかなー。
古い作品なんですが、
新しいトコがあります。

というのが、
主人公が、ナマケモノ。
普通剣と魔法の物語。
なんて世界の主人公というのは、
血気盛んで厄介ごとに自分から首を突っ込んでゆき、
止めとけ。と止められても、
ナンダカンダと事件に巻き込まれていくのですが…

この主人公ホークムーンは、
一旦恋人と居住を定めたら、
もう怖いのと戦うのなんかやーめた。
と、
「お前は運命に選ばれた戦士だ。
ルーンの杖の僕だ。
正義?の為に戦う運命なのだ。
この護符を持って戦え。」

ルーンの杖の僕仲間?
という騎士に助けられたり諭されたりしても、

えー。
でも、城で恋人が待ってるしぃ。
恋人の父ちゃんも心配してるだろうしぃ。

ルーンの杖?とか知らないしぃ。
勝手に選ばれても、
そんなのに応える義理ないしぃ。

煩いから、言う事聞く振りして、
この煩い騎士振り切って、
おうちにかーえろっと♪

新しい。

このやる気の無さ!!!!

しかしまぁw
ルーンの杖の運命とかいうのは、
強制的に彼を運命に引きずり込むのですがwww

ただ今四冊目。
ルーンの杖秘録の最終巻を
ちょうど半分位読んだトコなんですが…
あー。
うーん。

昔の作品だね!!!!
としか言い様が無いというかwww

主人公が筋肉馬鹿で
所々
救いようが無い位馬鹿な所が、
新鮮です。

なんというか、
こういった作品の上に、
グイン・サーガを始めとする
現在愛されている多くのヒロイックファンタジーが生まれたんだろうな。
と。

まぁ。
一部の作家さんは、
私の作品はオリジナルで、
ナントカの作品に影響を受けたんですね。
とかいう胸糞悪いファンレターには
本当にイライラさせられる。
みたいな事をお書きになってらっさるので、

礎の作品なんでしょうね。なんて
言わないほうが良いんでしょうけどもwww

ルーンの杖と言う事で、
ケルト神話的な物語を期待していたのですが…
今のトコ、
単に筋肉馬鹿な主人公と、
その周りの人々。
の物語です。
何処に着地するのかわからんのですが…。
一応最後まで読んでみようと思います。
うん。
折角なので。





★☆☆☆☆



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