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読書ノート「ヤングガンカルナバル」深見真




読書ノート

「 ヤングガンカルナバル 」
 
深見真 著

(ふかみ まこと)



ただいま、
1 ~ 5巻読了

6巻目を目前に、
他の本に浮気中。

高校生の殺し屋の物語です。

主人公
木暮塵八(きむらじんぱち)は、小学生の頃、
とある極悪企業の手先の殺し屋に両親を殺され、
更に、彼らが命を賭して助けようとしていた
自らの命をも奪われそうになったところを、
高校生の殺し屋=ヤングガン=椿虚(つばき うつろ)
に命を救われ、その後、ヤングガンの適性も有った事から、
彼を師と仰ぎ、殺し屋修行を始め、高校生の今では狙撃も体術も
組織のトップ。と呼ばれる程の腕前に。

そんな木暮君ですが、
高校では漫研に所属。
漫画も描くし、
同級生の女の子にほのかな恋心なんかも抱いていて、
青春真っ盛り。

部活で漫画を描きながら、ちょいと抜け出して、
ガッコの屋上から、盛り場をうろつく悪徳政治家を狙撃。
その後、部活に戻って、
憧れの美少女にときめいてシドロモドロになってみたり。という

バイオレンスとラブコメが渾然一体となった
なかなかにややこしい日常を送っているのですが…。

と言う訳で、
ココまでの説明でも散々ネタバラシがありましたが、
これ以上バラすと読む楽しみに差し障るので、
これ以上は割愛。

殺伐とした物語なのですが、
なんだろうー。
エグイシーンもあるんですが・・・・・

以前、Mルドゥク・×△□シティという物凄いグロテスクな
延々と延々と延々とグロテスクな殺戮シーンを
微にいり細にいり書き込んでくれるという、
素晴らしい作品を読んだ事がありまして。

暫くは後遺症で吐きそうになったんですが…
未だに思い出す度に胸が悪い。

そんな作品とちょっと通じるところが無いでもないんですが…

ありがたい事に、必要最低限のグロテスクさで抑えてくれてます。
いや、Mの所為で良太郎♪の判断基準が狂ってるだけで、
読む人によれば、
これでも十分エグイのかもしれないですが…

うーん。
良太郎♪的には、所によっては、
感情移入的に描写が足りないのでは無いか?と疑う位、
さらっと書き流してくれているので
・・・・・正直助かってますwww

さて。
比べて云々はおいておいて・・・。

キャラクターがとても魅力的です。
そして殺し屋の物語だけに、
死んでしまわれる事もあるわけですよ!!!
ものごっつい魅力的なキャラが!!!


ああああああああ!!!!!

誰が死んでしまうのかは、
ネタ晴らしになるので黙りますが…。

うぐぐぐぐぐぐぐ。
畜生。こういう時に、人は
同人活動で
死なない物語を無理やり作って自分を慰めるのだな!!

と思ってしまう今日この頃www

死んだと思わせといて実は生きてましたーー!!

救いは無いのか?と
未だに思いつつ…

あぁ。そんな未練があるので、
次の巻に手が延びないのですねwww

読むまでは夢を未練をつなげられるwwww

殺伐とした物語の需要と供給。

殺伐とした、絶望が身近な状況にある時に、
人は日常をどう生きるか。
そういうことを語ろうとしてくれてるのかなあ?

最近、物語を読んでいて、
この物語がナニを読者に与えようとしているのか。
そして、作者と編集部は、
どのような読者を対象として作っていて、
読ませる事で、相手の中にナニを残そうと狙っているのか。とか
考える様になりました。

素直に面白い。面白くない。だけでなく、
そういう要らん事を考え出したのは…。

先日の蔦王の影響ですかねwww

しかし。自分の中で大変に興味深い考察なので、
ツマラン事を考えておるなぁ。と思いつつも
そういうツマラン事を楽しんでます。



★★★☆☆








良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。






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