Nicotto Town



ミツバチたちのとんだ災難




読書ノート

「 ミツバチたちのとんだ災難 」
 
ハンナ・リード 著


・・・ひょっとしたら、世の中にはコージーミステリテンプレートというモノが
存在しているのかも知れない。
そう疑いたくなるような…作品でした。

なんじゃこりゃ?

主人公は離婚した30台前半のヒロイン。
離婚の原因は亭主の浮気。

現在は雑貨店を営み経営は順調。

再婚については考えてはいないし、
自分は着飾れば見られた程度の容姿である。と
自負している。

生きがいを感じる趣味と
その趣味を共有する友人でもある師がいる。


というところから始まって…

実は容姿に自信が無いどころか、
プロムでは女王だった過去があり、
町一番のハンサムだと思っていた恋人が居たのにも関らず、
母親との確執との挙句に都会へ飛び出す為に、
捨てていったハンサムが、今もヒロインに気がある。
浮気をして離婚した亭主もヒロインにまだ気がある。
警察署長はプロムの時に申し込んだパートナーを断られた事を未だに根に持っている。
町長の妻は手当たり次第に町中の女に手をつけていた夫の元恋人の一人であり、
そのことでヒロインに恨みを抱いている。

なんですかね。
もう注釈が目に見えるようです。

母親との確執とかもー・・・勘弁してくださいっての。
たまには、
母親と仲が良すぎて、旦那をハブして離婚してしまいました。とかないのか?
別れてみたら、旦那って良い男だったんだなぁ。って
つくづく後悔してるんだけど、
でも、やっぱ母と暮らしているこの楽チンさ!
美味しいんだか拙いんだかうんともすんとも言わない人に
飯を作り続けてた日常と別れて、
母親の作る懐かしい味を寝起きに食べられるこの幸せ!みたいな。
ぐーたらもんでダラダラしているヒロインとか居ないのか?
wwwww

容姿はこの際、オトコマエなのはどうだろうか。
男といるとホモと疑われるようなの!
惚れっぽくて、
しょっちゅうあっちこっちの男に秋波を送ってるんだけど、
オカマだと思われて怯えられたり、
女だとわかっていても、
周りにホモだと思われたくないから、君とはカンベン。とか
ざけてんじゃねーぞ?
なお断り文句貰って、
こっちだっててめーなんかとはお断りだっ!とか

そーいうのどーよ?

んでもって、
やっぱり元の亭主が一番いいや!
君がお母さんにばかりかまけないければ…と
最後は元鞘で元の亭主と良い雰囲気になるんだけど、
マザコンの妻に捨てられた事を根に持っている亭主が、
君と暮らしていたマンションのご近所さんが、
僕達をずっとゲイカップルだって思ってたって知ってる?
とか
よりを戻すまでにぐだぐだ意趣返しをするとか言うのはどーよ?

ってナニがどーよなんだかwww

って現実逃避したくなるくらい…
テンプレートなコージーで…

お菓子探偵シリーズとかコージーは
決して嫌いではない良太郎♪でも、
ウンザリした一冊でした。

しかし。
これはあくまでも
コージーをガシガシ読んできた良太郎♪だからこその
嫌悪感かも。

初めて読むコージーにはいいかもです。
知らんけど。



☆☆☆☆☆




良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。










Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.