不安の軽減方法
- カテゴリ:人生
- 2013/08/12 21:42:22
人が不安になるときは、色々な状況が考えられます。
不安は、心のシグナルで、危険を回避する上でとても重要な感情です。
しかし、この不安は、無意識に発生するため、場合によっては毎日の生活に悪影響を与える場合もあります。
不安の発生源は、ノルアドレナリなどの脳内物質によるものですが、この脳内物質は、自律神経が支配しているため、私たちの意識で簡単に操作することはできません。
しかしこの不安を、複式呼吸という訓練で操作することができるようになります。
人の心身を支配している自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれます。
人が緊張しているときや不安なときは、交感神経が働いており、その後には副交感神経により、リラックスの状態に通常は変わります。
しかし、なかなかリラックスできない人や、絶えず不安な人は、うまく副交感神経に移行しない心の状態になっていることが考えられます。
この交感神経と副交感神経のアンバランスを「安定させる」ためには、横隔膜を、ある一定のリズムで動かして、強制的に交感神経と副交感神経のリズムを取ろうと考える訓練が、複式呼吸になります。
通常、呼吸をするときは、胸が動くものですが、これをお腹で呼吸をするイメージで横隔膜にリズムを与えます。
実際には、お腹に肺があるわけではないので、なかなかうまくお腹で呼吸をすると言うイメージを実践するのは難しいですが、慣れてくると横隔膜に一定のリズムを与えている感覚がわかるようになってきます。
精神的なバランスをとるためには、呼吸というのは非常に重要で、理論的には精神安定剤と同じ効果が得られます。ただし、根気よく続ける気持ちと、薬ほどの即効性がないことや、重篤な場合には効果が感じにくい、と言った欠点もあります。
「息」という漢字は、「心」という漢字の上に「自分」という漢字で成り立っています。昔の人は、呼吸が自分の心に深い関係があることを知っていたのでしょう。
もう一つ不安に対応する方法があります。力いっぱい握りこぶしを握って、しばらく握り続けます。限界の1歩手前まで我慢したら、今度は手を開放します。何かを握った方が、やりやすいのであれば、自分に合ったものを握って行うのも良いと思います。
この原理は、交感神経が働いた後には、副交感神経が働く原理を利用しています。握りこぶしを力いっぱい握って我慢しているときは、交感神経が働いています。しかしその後には、副交感神経が働くため、軽いリラックス感が体に訪れます。
この方法は結構、疲れるので比較的、突発的な不安な時に向いていると思います。
このほかにも不安を解消する方法はたくさんあると思います。
いつでも安心できる場所や、リラックスできる方法を見つけておく事は、 とても大切なことではないかと私は思います。

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- 三日月ライト
- 2013/10/20 07:45
- 幼稚園の実習でも、人見知りせず、すぐに近づく子となかなか仲良くなれない子がいます。単純に考える人は、人見知りしない子を良い子だと思いがちですが、実は、人見知りする子は、きちんと他人に対して警戒をして、自分を守れるわけですね。不安というものは、自分を守る大切な要素だと思います。でも、その不安が積もりすぎると、マインドまでも支配されてしまうので、腹式呼吸や一流プロスポーツ選手のような仕草・決まりごとを体で起こすことで、正常な精神状態にすることは大切なことだとおもいます。新鮮な酸素を体に取り入れることは、心の安定は元より、体の健康にもいいとわたしも思います。
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