Nicotto Town


心理カウンセラー


【脳とストレス】

人間の脳は、ストレスには、あまり耐えられない構造になっています。


脳にストレスが加わると、脳は必死に応戦します。


どのような応戦をするかと言うと、体には犠牲になって貰います。


全ての臓器の中で、脳は優先されます。


ストレスをそのままにしておくと、脳細胞にとっては、脳細胞の崩壊を招きます。


そこで『コルチゾール』と言うホルモンを放出して応戦します。


『コルチゾール』は、ステロイドの一種で抗炎症作用があります。


ストレスが加わった脳細胞の部分に威力を発揮します。


威力を発揮するといっても、ストレスで崩壊した脳細胞を修復してくれるのではなく、それ以上、脳細胞が崩壊しないように周りの脳細胞を処理しまいます。


イメージとしては、山火事がこれ以上、大きくならないように、火の周辺を先回りして焼いてしまうようなイメージです。


ストレスを脳の細胞レベルでみていくと、いかにストレスと言うものが、脳にとって厳しい環境になるかがお分かり頂けると思います。


さらに、先ほど述べた「コルチゾール」という脳内物質は、脳にとってはストレス対応物質として、脳細胞の崩壊を阻止してくれますが、身体の方では免疫力、いわゆる抵抗力を下げてしまう働きがあります。


結果的に、ストレスが溜まれば溜まるほど、コルチゾールは放出され、脳細胞の崩壊を阻止する反面、身体にとっては、どんどん抵抗力・免疫力が下がっていく事になってしまいます。


仕事で無理をする日が続いたり、ストレスが溜まるような毎日を送っていると、風を引きやすくなったり、体調を崩すのは、このことが原因の一つに挙げられています。


『コルチゾール』の大量の放出は、その人の一番弱い身体の場所に、疾患症状を発生させやくすします。


ストレスは、私達にとって許しがたい存在ですが、ストレスのない生活を送る事は不可能ですので、ストレスとうまく付き合う生活習慣を身につけていくことが大切になります。


過度なストレスから、一度、精神疾患を患うと、元通りの状態になるまでには非常に時間がかかります。


重要な事は、予防的な意味合いも含め、普段から自分にストレスをあまり溜めない生活の仕方、またはストレスを発散できる場所などを確保しておくことが大切な予防になると思います。

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2014/10/09 21:56
こんばんは。
とても分かりやすく回答いただきありがとうございました^^
前回も申しましたが、家庭と職場で大変ストレスを抱えてしまい腰痛まで起こして
痛い思いをしたことで、ストレスに対してとても敏感になってしまいました。
トラブルを起こしてしまうと考え込んでしまうタイプなので
とにかく考え込まないように常に発散できる居場所を探しています^^

他のブログも拝見しに伺います^^
宜しくお願いします_(._.)_

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2014/10/09 00:56
カオク様。こんにちわ。コメント有難う御座います。

痛み発症場所についてですが、その時に一番細胞や組織が弱っている所に痛みが出る、と言う事もあるそうです。

例えば体調が悪くなると、治療したはずの歯が痛くなるなど、普段痛くない部分が痛くなる事もあると思います。

この場合、歯の根っこの治療で顎神経の近くまで歯が削られていると、(根尖まで削られていると)神経ギリギリの所まで人工の詰め物がある為、気圧の変化や体の不調で、そういった体の部分が痛くなると習いました。。。。

そしてその部分の痛みが抗ヒスタミンの作用で痛みが緩和されると、次に弱い組織や細胞の部分に痛みが発生する。。。と言う事らしいです。痛みと言うのは身体のシグナルなので、原因が解決しない限り、どこかしらにSOSの信号を出し続けるのがシステムだと言えますね。。

痛みの中には「アロディニア」と言って普通ではなんでもない刺激でも、痛みを覚える状態もあるんですよね。

ちなみに人間の精神と言うのは、体に凄い影響力があり、気持ち次第で最大60%は痛みが増減するそうです。
(※海外の医学実験での結果で日本の論文では無いですよ)

いずれにしても痛みは気持ちに大きく関係している様です。

こんな感じですが、また良かったらいつでもお越しください(笑)!
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2014/10/08 00:25
こんばんは。
遅くなりましたが御返事ありがとうございました。

もうひとつ。 質問させてください。
自分自身「疲れて休みたい」でも休めない
それでも強い思いで【休みたい、怠けたい】と脳で思ったとき
身体のどこかに痛みを感じることが有ります。
ストレスと関係があるのかわかりませんが、その痛みが身体中を移動するという事ってあるのでしょうか?

わかりにくい質問ですみません。
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2014/10/04 19:10
カオク様。初めまして(笑顔)。コメント有難う御座います。

家庭と仕事の両立は至難のワザと私は個人的に思っています。
現在は落ち着いている様で何よりです。。。。

ストレスで腰痛が出ていた言うのは、かなりの強いストレスがあったと想像します。
通常は「胃」が一番自律神経と連動しているので、ストレスは胃に出やすいものなんですが、腰に出ると言うのは非常に過酷な状況だったのかなぁ。。と感じました。。。。体は正直なもので、気持ちの中では、それほど嫌悪感を抱いていない相手でも潜在的には非常に耐えているに「本当の自分」もあるようです。。。御存知でしたら恐縮ですが人の行動や言葉は1割程度が意識的に行ってるもので、残りの9割は無意識の行動や言葉、そして体の反応なのだそうです。。。。。


こんな私で良かったらいつでも遊びに来てください(笑顔)。
私が臨床で経験してきた事や、勉強した事が参考になれば幸いです(笑顔)
御訪問、ありがとう御座いました(笑顔)
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2014/10/04 04:48
はじめまして
ブログ広場からお邪魔して何度か読み逃げさせていただいてました。
初コメントさせていただきます。

家庭と仕事の両立でストレスが異常に溜まってしまうせいか、体の不調が見られます。
昔だったらストレスで腹痛を起こしたり(神経性胃炎)自律神経など ストレスが原因でよく見られましたが
今現在、こういった症状はなくなってると伺ってます。

私の場合、ストレスが原因で 腰痛を患い半年間、寝たり起きたり歩くときは杖をつかないと歩けないほどでした。
しかし、おかしなことに
ある人(職場)が居ないと、その腰痛は不思議なことに痛みが無くなるのです。でも その人がいると
腰痛は激痛となって苦しめられるのです。
ストレスの原因が人間関係だったと分かって自分でもビックリ。
別に何も思ってない人なのに 体は反応するってどういうこと?
って・・・・

以前、通院していた心療内科の医師にも ここに記載されているようなことを言われたことを思いだして
コメントさせていただきました。

すみません。 これからもちょくちょくブログを拝見しにお邪魔させて頂いてよろしいでしょうか?
とても興味深く私が知り得たいことがいくつかありましたので。

突然の訪問、お許しください。
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2013/10/18 00:38
こんばんは^^

このブログも読んでなかった。そうなんですね。知りませんでした。

カウンセラーさん、いつも、コメントありがとうございます。
まるで、わたしの主治医のようです^^

今夜は、何だか、いつもより、ずっと心配してるような気がして
逆に、すごく気になってしまいました。

ただ、カウンセラーさんは、いつも患者のことを考え
一人でも、多くの人を救おうと、していらっしゃいますね。

それは、尊いことだと、思います。
そして、日本という国が平和である証のようにも、感じます。

わたし、世界に満ちている暴力が許せません。
でも、ひとたび、日本を離れると、もっと治安の悪い
想像もつかない国が、たくさんありますね。

そうしたことを知ると、わたしは、幸せだなと、感じます。

優しい言葉をかけていただいたので、お礼まで。

ありがとうございました。



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