Nicotto Town


心理カウンセラー


【否定的な対話の心理】

他者と会話をするときに、相手に不愉快な印象を与えてしまう会話をする方がいらっしゃいます。


また逆に、相手に対し、優しさや、気遣いが感じられる話し方をする方もいらっしゃいます。


相手に対し、上目線や、否定的な姿勢で話をする人の心理には、孤独感、劣等感、自己への無理解などの心理が潜在的にあると考えられています。


自分のつらさや、苦労を誰もわかってくれていない……


自分は、他者と比較すると、自信を持てると所がない…


自分はいつも孤独で、気遣ってくれたり、注目してくれる人などいない…


……といった気持ちがあると、ついつい周りの者に対し、否定的な対応しか出来なくなってしまうのも自然な事かもしれません。


これらの感情は、特に幼少期の頃、両親との関係で無意識に構築されると、成人になった時に現れやすいと考えられています。

このような否定的な感情が生育していく家族関係を、主に機能不全家族と言います。


友達や、会社の同僚、親子関係もそれなりにうまくいって、また自分自身にも、それなりに自信がある人は、他者に対し敵意を向ける必要がありません。


また、自分に対しても敵意を向ける必要がありません。


なぜならば、すでにうまくいっている人間関係や自分を壊す必要がないからです。


否定的な気持ちを持って他者と対話をする人は、必ず何かうまく行っていない事があるはずです。

割り切れない自分の気持ちを、ついつい、無意識に他者に向けてしまい、それが態度となって現れてしまうのかもしれません。


そのような感情を潜在的に持っていると、実は本人が一番つらいのですが、それを直すと言う事は、本来あるべき自分と向き合うことになるので、それもツラい作業になります。

これは「抵抗」という現象で心理学では解釈します。

本当の事を他者に言われて、急に本気になって怒る方がいらっしゃいますが、それがこの「抵抗」にあたります。

「抵抗」はジグムントフロイトの「精神分析」の理論で出てきます。

見たくない自分から逃げる心の葛藤の様なものです。

色々な人達とうまく付き合っていくと言う事は、「自分と言う人間とうまく付き合っていく」という事でもあると言えます。



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2013/08/21 19:32
心理カウンセラーさんのような方が、もっと増えれば、世界は平和になると思います。

悲しいけど、自分のことしか考えないひとが現実にいるのが、残念ですね。

心理カウンセラーさんのような本物の心理学や哲学が現代では理想論ですけど、将来は理想論ではなくなってほしいですよね。ただ、エセ心理学・エセ哲学・エセ科学には気をつけたいです。訪問ありがとうございました。
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2013/08/21 18:53
ブログ広場から来ました。

感想を書かせてもらいます。心理カウンセラーさんが言うように、反発しない生き方が出来ることが大切ですし、それが望ましいとは思いますが、それはまだ理想の段階だとぼくは思っています。

たとえば、目の前で家族が危険に会ってるときに、それを知っていて危険なことをしてくるひとたちに対して、本当に冷静でいられるものでしょうか?平和な時代であればいいんですが、残念ながら現在は平和とは程遠い世界です。シリアに核爆弾が落とされてもそれをテレビで報道することもしないような世界ですからね。

3・11によって現在も被爆され続けてるひとたちもいます。机の上での理論では、割り切れないことが続いています。現代では、哲学や心理学というものが、本当の世界をまるでマジシャンのように隠してるように思えます。ぼくも哲学や心理学は学んでいますが、良いものも利用しようとしている現代においては、現在が平和であると断定するような考え方は、危ないように思えます。

「史実は、小説よりも奇である」ですね。将来、みんなが反発しないような平和な世界になれるといいですよね。



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