【ゴシップに興味を持つ心理】
- カテゴリ:人生
- 2013/08/21 00:21:58
有名人などのゴシップに興味を持つ心理には、自分との比較があります。
例えば、自分の収入が気になれば、誰だって自分よりうまくいっている人の収入が気になります。
自分の顔や身体に興味があれば、健康で美しい人の顔や身体に興味もわくでしょう。
これらは、自身の向上のために必要であり、自然な事と言えます。
しかしここで問題になるのは、強い劣等感による興味は、自身の向上へは、ほとんど直結しません。
むしろ、マイナスに働くことの方が多いと言えます。
強い劣等感による他者への興味は、「自分と同じレベルまで下げたい」という心理が働いてしまうため、自動的に相手の欠点を探してしまいます。
これとは別に劣等感をきっかけに生まれる前向きな作用に「昇華」という心理的働きもありますが、嫉妬心や妬みが根底にある心理では、相手を尊敬して興味があるわけでは無いので、「相手から何かを学ぼう」という姿勢がありません。
その為、自分の向上にはつながる事が何も起こりません。
健康で美しい人を賞賛、応援したり、その他の事で上手くいっている人を尊敬したりすれば、自分との「差」が各段についてしまうため、「劣等感の強い人」は、なかなか相手の良い所を認める事ができません。
むしろ相手の悪い所ばかり探してしまいがちです。
しかし、劣等感のない人など、どこにもいないと私は思います。
もし、そのような人が居たとしたら真剣に自分と向き合っていないか、自分の事を考えないようにしているだけではないでしょうか。
釈迦であっても、ガンジーであっても自分の悪い所で悩みながら人生を送り、必死だった人達です。
ですから劣等感を持つ事自体は、真剣に生きている証拠であり、何も悪い事ではないと私は確信しています。
そこで、重要になってくる事が「自分の劣等感の正体を知っておく事」だと思います。
これは「自分と向き合うと言う」意味にもなると言えます。
自分の短所を認め、そして許してあげる事はとても大切になっていきます。
自分の短所を認める事が出来れば、人の短所も前向きな気持ちで見る事もできるのではないでしょうか。
自分の背負っている重い物の正体を知り、その正体を認める事は、人生を楽しく生きていくヒントになると私は考えています。
人としては、魅力的じゃないような気もします♪(笑)