【児童相談所の突撃】
- カテゴリ:人生
- 2013/09/02 21:24:23
児童相談所では、御存じ通り、児童に関する相談、要保護児童の保護などを行っています。
児童相談所では通報等により、慎重に児童の保護を行いますが、保護が遅れて残念な事件になってしまう事もあります。
一般的に児童虐待による事件などを見ると「何故、もっと早く保護出来なかったのか」と誰もが思うのではないでしょうか。
この背景に親から子供を保護する際の抵抗があげられます。
虐待の通報等があって、十分な調査をした上で保護を決定するわけですが、実際に子供を保護する段階になると、当然、親が子供を離さなどの抵抗に合います。
さらに保護の難しさに、極度の虐待を明らかに受けているであろう子供が、親から離れようとしない事もあげられます。
ある程度の年齢になれば、虐待されていた子供でも自ら家を出たり、逆に親に反抗したりできますが、幼い子供は親を最も大切な存在として見ています。
それを児童相談所の職員は、虐待の事実があった場合、保護しなけばなりません。
辛い状況と想像します。
これを児童相談所内では「突撃」と表現し、ベテランの職員でも慣れる事ができない職務だそうです。
泣き叫ぶ子供を親から引き離すのですから、大変な仕事だと思います。
また、児童養護施設の話ですが、ひどい虐待を受けた子供でも、やはり親の所に帰りたがるそうです。
私は児童養護施設への就労に興味があり、職員の方とお話をした事があるのですが、非常に厳しい職業だという事を念を押された事が有ります。
さらに児童相談所になるともっと厳しいと言われました。
ちなみに児童虐待をするのは実の親が最も多く、そのうち半数以上が母親となっていました。
また虐待に関連して、高齢者虐待では「実の息子」による虐待が最も多くなっています。
いずれも「一緒にいる時間が長い」と言う事が要因の一つとして考えられます。
どんな些細な事でも一人悩み、解決するという事は孤独なものです。
行政も相談機間を増やしていますが、児童相談所などメールで気軽に相談できる対策に着手する必要があると私は思います。
コメント有難うございます。
はなとりさんのおっしゃる通り、日本の児童に対する保護制度はまだまだ甘いと私も思います。
虐待をする親も、虐待の認識があまりない親が多いようで、今度は、その親をどうすれば良いのか?と言う問題もあると思います。
そう考えると児童相談所という機関1つで虐待に対応するのは難しいのかもしれません。
はなとりさんのおっしゃる通り、突撃の時は警察も同時に踏み込み同時に調査すべきだと思います。
恐らく、警察側は捜査令状が必要であるとか、児童相談所の権限が親権より弱いなど、色々な法的理由により保護が遅れているのかもしれません。
いずれにしても日本の児童虐待に対する対応は甘いと私は感じています。
コメントありがとうございました。
親子ともども連行すればいいと思うんですよね。
警察も介入させて強制的に。
ケガをさせているんですから親子と言えども傷害事件ですもん。
人目があるところではまさか虐待はしないでしょうし。
そういうツメが甘いんですよね。この国は。
だから亡くなる子が後を絶たない・・・
辛い現実です。
ブログ広場より失礼しました。