【IQ。EQ。PQ。】
- カテゴリ:人生
- 2013/09/24 00:29:46
人にはそれぞれの得意分野、不得意分野があると思います。
これは当然な事ですし、それが人間らしさだと私は思っています。
にもかかわらず、社会的に認知された、ある一方向の事に優れていると「その人は優秀だ」と言う残念な概念も世の中にはある様に思われます。
例えば知能指数。。。。
この知能指数で人物を調べるとスティーブン・ホーキング氏、アインシュタイン・レオナルド・ダビンチと有名人がすぐに出てきます。
「知能指数が高い」と言うだけで、かなりの好印象があると思います。
では、「知能指数が低い」と言うと、どんなイメージがあるでしょうか・・・・。
今回は、この知能指数に関わるお話をさせて貰いたいと思います。
知能指数は、すなわちIQ (Intelligence Quotient)で表されます。
心理学では発達障害の判断基準の1つとしてIQを用います。
IQが標準の値以下の場合、知的障害の可能性があるとされ、療育手帳などが発行され、様々な支援を受けれるようになります。
IQの標準値ですが、70から75以下ですと知的障害の「疑いがある」と判断されます。
IQは基本的に生活年齢、精神年齢といったものを数値化したものです。
現在、このIQで広汎性発達障害などを判断する事もありますが、人間の能力はIQだけで測る事は当然できません。
精神的なものを計測する尺度にはIQ以外に「EQ(Emotional Intelligence Quotient)」というものがあります。
このEQは心の知能指数と言った所でしょうか。
EQは1989年に米国イェール大学で発表されました。
具体的にEQと言うのはどんなものなのか?・・・。
人は誰でも、その人個人にしかない特別な才能を持っているものです。
しかし、その才能をうまく発揮できない人も多くいるでしょう。
そんな状況の中でも、 EQの高い人は、自分の才能や技術などを「発揮できる環境を自ら作っていける能力」の事を言います。
色々な困難に閉ざされ時、自分なりの考えで、自分の素質を発揮して器用に生きていける能力といっても良いでしょう。
人は生まれながらにして、運命的に変える事が難しいものもありますが、 EQは自分の行動を変えれば、それを打開できる能力値として考えます。
IQが低くても、 EQが高ければ、十分にその人は社会で賞賛され、生きていく事が可能と言えます。
よくある例では、知的障がいのアーティストさんなどが素晴らしい作品を作る事によって、自分の才能を120%活かして、社会の中で自立して生きていく事・・・・
またパラリンピックなども知能指数とはちょっと関係ありませんが、素晴らしいEQの例だと思います。
逆に言えば、IQがどんなに高くても、 EQが低ければ自分の才能を発揮しきれていない可能性も考えられます。
さらにEQより進んだ指数にPQ(Potentiality Quotient)というものがあります。
これは潜在能力指数と考えて貰って良いと思います。
ではPQと言うのはどんなものなのか。。。。
PQは「頭の柔らか」を指数にしたものと考えて貰って良いと思います。
IQもEQもPQも簡単な心理検査でしたら、ネットの検索で何かしら出てくると思います。
それぞれの検査がどんな感じのものなのか、ご理解頂く為に1問ずつ掲載します。
※分りやすい問題をネットから抜粋しました。
IQテストの例題:次の例題を読んで「?」に入る言葉を①~⑥から選んでください。
A君はB君よりも7センチ、背が高いそうです。C君はA君よりも14センチ背が低いそうです。したがってB君は、C君よりも「?」事になります。
① 3センチ背が高い。
② 3センチ背が低い。
③ 11センチ背が高い。
④ 11センチ背が低い。
⑤同じくらいの背の高さ。
⑥どちらとも言えない。 。。。。。と言った感じがIQテストです。
この他、IQテストでは図形の合わせ絵とかも行われますね。やはり頭の回転をテストする感じでしょうか。
では次にEQテストの見本です。
例題:いつでも自分の「心」を理解しようとしている。
×ほとんど当てはまらない。
△やや当てはまらない。
〇やや当てはまる。
◎かなり当てはまる。。。。。。と言った感じの「心の動きを見る」感じがEQテストですね。少し性格検査にも似てますね。
では次にPQテストの例題です。
問題:A・B・Cの3冊の本があります。 この3冊をすべて読んだ人は「間違いなくCが面白い」といいます。 しかしそれを聞いて、この3冊を勧められた全員が、CではなくAに手を伸ばすそうです。 いったい何故でしょうか??
答え:この3冊は続編物だから。[Aは上巻・Bは中巻・Cは下巻]
。。。といった感じです。 PQテストはちょっと「意地悪問題」の様なテストの仕方をしてきますが、頭の柔らかさを見るといった感じのテストでしょうか。
PQの定義は「前頭前野がもたらすヒトをヒトたらしめる意識や知性、知能、感情制御、社会性をもたらす機能の総称」とされています。
いずれにしても、1つ、2つのテストだけで人間の能力を判断するのは難しい事なので、医学的な資料として調べる場合は、時間をかけて何回も何回もテストを繰り返します。
ちなみに、この様な心理検査は何の為に必要か?・・・
まず第一に療育手帳や精神障害者保健福祉手帳の申請基準のひとつになっています。
医師も当事者の状態を判断する時、単なる主観で「たぶん、そうだろう・・・」では非常に曖昧なので「数値」と言う既成事実にこだわった結果だと思います。
いずれにしてもIQもEQもPQもごくわずかな判断材料です。
どの様な結果出ても、それはその人の一部にしか過ぎないと私は考えています。
是非お力をお貸しください。
もうすぐサークルリニューアルしますので、ご入会、ご指導よろしくお願いいたします。
物事を区別して、
整理してまとめてる人達は、
本当に凄いと思います^^
賛美^^
PQテストはかなり楽しいそうですね♪
やってみまーす。
教えて下さってありがとうございます。
あ、昨日ブログにコメント頂いた件で、「お悩み相談」もサークル内に入れた「おもちゃ箱サークル」的なものを実験的に作ろうかと考えています。
心理カウンセラー様にご協力いただけますでしょうか?
ABCの本で なぜ A に 手を伸ばすのか・・・ Aの本がBCより薄かった!?・・・ と思った私は かなり おバカです(-_-)
恐ろしい検査結果となりそうですが、ネットで見てみます。
楽しい お話 ありがとうございました<(_ _)>
と、言う事でEQ診断をしてみました。
診断結果は、殆どが基準より多いに上回ってるのですが、
楽観的な部分がずば抜けて低かったです。
……なかなか楽観的になるのは難しいですね…;