【鎮痛薬】
- カテゴリ:人生
- 2013/10/03 23:24:44
私の父は癌で亡くなりました。
私が5歳くらいの頃でしょうか。
父の癌は、すでに末期で。。。。痛みとの戦いが毎日でした。
痛みを止める為には鎮痛剤を処方しますが、鎮痛剤(部分作用薬)は、ある程度まで服用すると効果は変わらない気がしませんか?・・・
たくさん服用しても、ある程度で効果の上限が決まってる様です。
いわゆる「天井効果」という現象ですね。
しかし、激痛を伴う状態の場合、当事者にして見れば地獄そのものなので・・何とか痛みを止めようと医療サイドもするでしょう。。。
そこで使われるのが「モルヒネ」なんでしょう。
モルヒネには天井効果がないそうです。
使えば使うほど、使った分だけ鎮痛効果を発揮するとの事。
正確にいうと耐性ができて量が増えて行くそうですが。。。
モルヒネはアヘンに含まれるアルカロイドから作る麻薬の一種です。
ご存知かと思いますがモルヒネからヘロインも作れます。
そんな鎮痛剤ですから、安易に医師も投与しません。
当時、私の父は末期の癌でしたが仕事を続けていました。
ただ、その裏には凄まじい毎日が。。。。
父の死後、母から聞いたのですが注射器を持って仕事に行っていたそうです。
(今から40年以上前の話)…
注射器を持参していたというのは痛みが頂点に達した時、自分で打っていたそうです。
注射器を持ち歩くのは現在では違法なはずですが、医師の配慮もあったのか、時代の緩さもあったのか、はたまた思いっきり違法だったのか定かではありませんが、父の引き出しには脱脂綿に入った銀のケースに注射器が横たわっていた事を小さいながら覚えています。
最初はブスコパンと言うのを打っていたそうですが、やがて、それも効かず。。。。。もっと強い痛み止めを。。。。
モルヒネがどんな感覚になるのか私は経験がありませんが、友人が事故を起こして入院した時にモルヒネの話をしてくれました。
その友人曰く。。。「全身が熱くなって気持ちが良くなって行くのがわかる」との事でした。
しかし、入院中の友人は、とても気持ちが良くなる様な状態ではありませんでした。
あばら骨はバキバキで、いわゆる瀕死の状態です。。。
そんな状態の彼が「痛み」を忘れ、気持ちが良くなる!?。。。と言うのは、どんだけ凄い薬なのか!?。。。。
チョット怖いですね。
良くモルヒネ中毒になった有名人の話を聞きますが、最近ではマイケルジャクソンさんが、確かデメロール?を頻繁に服用されていたと聞きました。(間違ってたらすいません。)
ただ、麻薬性の強い鎮痛剤でも「痛い時だけに使う」と依存性は無いそうです。
何でも世界保険機構の要領通りに使用すると依存性が出ないとの事!?。。。
「痛くない時」に使うから依存性が発現するそうです。
いずれにしてもモルヒネのお世話になる事なく、人生の終焉を迎えたいものですが。。。
22時40分くらいになりますがいいですか??
それから、コメントに日時が書いてあったので
削除してしまいましたが、ちゃんとメモしてあります。ごめんなさい。。
やめられなくなると困るからあんまり長く使わないようにしようっていわれましたよ・・・
痛みは軽減されたけど
鬱っぽくなったし、家の中でもずうっとゴロゴロしてて何にもしたくなかった・・・
娘はあの状態の私にとても気を使ったと思う。。
このブログはお父様との想い出に繋がっておられますね。
最後まで家族を守ろうと頑張っておられたのですね。
お辛かったでしょうね。お父様、大変でしたね。
まだ臨床段階のようですが、がんワクチンの開発が進んでいます。
もっと国が、この開発に力を注いてくれるといいなと考えています。
数年後には、まったく違うがんの治療が始まるでしょう。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2012/02/06/01.html
コメントありがとうございました。ユングおもしろいですよね。
わたし先日、夢をみました。夜明け前の空で西に二つの月が少し重なる
ように浮かんでいました。その左にとても明るい星もひとつ。
空には、丸い蛍光灯のような形の乗り物が高速で飛んでいました。
あまりに美しい情景なので、いまでも目に焼きついています。
さて、ユングでは、この夢は、どうなるのでしょうか?
意識も朦朧ろとし 現実が分らなくなる。
最後は 自分の意志で会話したいから
一切の痛み止めを断ち切った方がいました。
痛みのレベルも意思のレベルも究極まで使い果たしたのでしょうね。
さ〜
いざ自分のとき。。。どんな行動をとれるのやら><
医療とかかわらない穏やかな死と自然死
http://www.youtube.com/watch?v=S1t1-P3crIM
抗がん剤治療、ガン切除手術、がん検診が寿命を縮める 近藤誠氏
http://www.youtube.com/watch?v=vPQtL4qe0rc
また心理カウンセラーさんが大きくなるにつれ、理解することの悲しみもまたお辛かったのではないかと思います。
いま 「心理カウンセラーさん」が 人を助けるお仕事をされているのは そういう 悲しみがあったからなのでしょうか?
素敵なお仕事をされている姿を きっとお父様も嬉しく見守っておられることと思います。
だいぶ前に「ソセゴン」というちょっとキツめの鎮痛作用のお薬を使ったことがあるのですが、点滴で入れた瞬間に体が熱くなってびっくりしました。すごく気分が悪くなって副作用らしくずっと涙がでてくるので泣いていました。なぜかとても悲しくて悲しくて・・・ その話をDrに言うと 「ガンになったら ソセゴンを使えないと困るぞぉ~」と脅されましたが、冗談に思えず、ドキドキの私です。